朝が来たわ でも、それがなに?
朝が来たから 行ってしまうの?
それなら私たちは
夜が来たから 寝たのでしょうか?
夜の闇のなかでさえ二人を導いた愛なら
朝の光のなかでも二人を寝かせて
太陽に口はないわ あるのは目だけ
カーテンの隙間から覗き見されても
太陽は 何にも言えない役立たず
私はただ となりにいたい
すべてを話した
私はあのひと あのひとは私
仕事を理由に 行くのでしょうか?
それは愛の命を奪う一番の病気
お金がなくても 容姿が悪くても うそつきでも
愛は見逃してくれるけど
「忙しい」という人だけは駄目
仕事を抱えて 恋するなんて
妻がいるのに 口説く人と同じなのですから
「夜が来たから寝たのでしょうか?」