女子力高い織田信成だけが男らしかった

先日行われたフィギュアスケート、グランプリシリーズ中国大会の練習中、リンク上で別選手と衝突し流血したにも関わらず、強行出場した羽生結弦。この羽生の姿に、多方面から多くの賛否両論の声が上がりました。しかし、「生々しい現場」に居合わせたにも関わらず、冷静な対応を魅せたのが元フィギュアスケーターの織田信成。普段見せないきりっとした男らしい一面が垣間見えた瞬間を、武田砂鉄さんが解説していきます!

「彼の目を見て大丈夫だと思った」

本番直前の練習中に中国人選手と正面衝突、頭を強打し流血するも、フリーの演技を強行した羽生結弦。始まる前、顔をしかめながら、止血した頭を押さえていた彼。そんな状態の選手の背中を、運営側と放送局が一致団結するかのようにリンクへと押し出したあの空気は、常軌を逸していた。彼のコーチであるオーサーは「今はヒーローになる時ではない」と説得しつつも最終的に「彼の目を見て大丈夫だと思った」(朝日新聞・11月9日朝刊)と、ジャパニーズスタンダードの体育会系が泣いて喜びそうな根性論で送り出してしまったが(後述するが案の定、泣いて喜んでいる)、「目を見れば大丈夫」が脳震盪のリスクを平然と上回っていく様子は異様だった。

「これが男だ!」と興奮した男たち

激突した当初は「演技するべきではない」と繰り返し指摘していた松岡修造だが、いざ演技を終えると「これが男だ!」と興奮してしまった。解説者の佐野稔は「生々しい現場に私は居合わせたこと、とても幸せに思います。そしてその強さを男たちが見せてくれた。いやー、いい中国大会だった」とご機嫌に話した。録画しておいた放送を振り返って確認すると、佐野は演技の前に「(激突による影響は)脳のほうまでいってると思う」と発言している。つまり、脳への影響に気付きながら彼を送り出し、それを「生々しい現場」だったと鼻息荒げているのである。こういう男にスポーツを語る資格があるのだろうか。

ただ一人冷静だった織田信成
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ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜

武田砂鉄

365日四六時中休むことなく流れ続けているテレビ。あまりにも日常に入り込みすぎて、さも当たり前のようになってしったテレビの世界。でも、ふとした瞬間に感じる違和感、「これって本当に当たり前なんだっけ?」。その違和感を問いただすのが今回ス...もっと読む

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コメント

akirafukuoka スポーツが嫌いな私は、織田信成が今までとは違った解説者の世界というのを作ってくれるのではないかと実はかなり期待しているのだ。 https://t.co/jokF7rOMq8 4年弱前 replyretweetfavorite

euramasahide (ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜・武田砂鉄) 4年弱前 replyretweetfavorite

onigiristus 人と違う方向に勇気のある人だと思う。 4年弱前 replyretweetfavorite

moony_miq あらゆる事象は織田信成で掛け合わせると女子力になるという話と、羽生選手の件について 4年弱前 replyretweetfavorite