なぜ日本の「名誉男性女子」は大成しないのか?
今回もヲタサーの姫に関する話題です。日本では名誉男性は大成せず、うまくいっているのはヲタサーの姫であります。
ところで日本では名誉男性はなぜ大成しないのでしょうか。
まず名誉男性女性が大成するアメリカやイギリスの男達のことを説明しましょう。これらの国では銭と権力のある男達というのは「ジョック」系です。ジョックというのは狭義にはアスリートを指す言葉ですが、広義には「人気者の男性」の総称として使われ、スクールカーストにおいて最上位に位置します。
つまり体育会系でリーダーシップもあり勉強もできて金持ち、みたいな後ろから殴ってやりたいような完璧な「男」であり、狩人がスーツを着て歩いているような人々です。なぜか歯並びも完璧で、イギリスだとその上、ポロとかテニスといったスポーツが得意で、実家は信託資産やらヨットを持っていたりします。
アメリカやイギリスは資本主義の権化みたいなところがあるので、相当金のある家でないと良い大学に行けません。私学の学費は日本より遥かに高く、予備校は大衆化していないので安くはありません。さらに、大学に入るにも良い会社に入るにも、勉強だけを見るだけではありません。日本とは比べにならないほど強いリーダーシップに文武両道というのを要求する社会なので、幼少時からスポーツやら社会活動やらボーイスカウトをやっていないと勝ち組になれないのです。