新国立競技場をつくるのは誰?—「ザハ・ハディド」展

現在、2020年東京オリンピックのメイン会場として予定されている〈新国立競技場〉のデザイン案について、「東京の景観を壊す」という批判が相次ぎ、議論を呼んでいます。そのデザインを考案し、コンクールで最優秀賞を勝ち取ったのが、現代の建築界を牽引する巨匠であるザハ・ハディド。東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の「ザハ・ハディド」展では、斬新で壮麗なザハの建築の数々にふれることができます。〈新国立競技場〉案の根底にも流れる彼女の建築観にふれてみませんか?

世界の建築界をリードするひとり、ザハ・ハディドの個展がはじまっています。会場は東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリー。

建築家の展覧会というものはよく見かけますが、実際のところ、足を運ぶとときにちょっと戸惑ってしまうことも。すでに竣工した、またはこれから建てられる予定の建築模型が会場を埋め尽くすのみ、そんな展示がよくあるのです。模型の精緻さなどには驚かされたりいたします。が、多くは色も付いていない模型から、実際の建築を想像していくというのは、なかなか難しいことでもあります。

よほど詳しいか、専門家でなければ、楽しみ尽くせない面があるようにおもってしまうのです。今展はどうだろう、少々の心配を抱きながら覗いてみますと、杞憂でございました。会場で歩を進めるたびに目にするものが、どれもたいへん刺激的です。会場デザインがひじょうに優れており、ザハ・ハディドの建築について何も知らなくとも、視覚的な楽しみがたっぷりで満足できます。会場全体が、ザハ・ハディドのひとつの作品になっているといってもいいでしょうね。

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アート・コンシェルジュからの便り

山内宏泰

世に“アート・コンシェルジュ”を名乗る人物がいることを、ご存じでしょうか。アートのことはよく知らないけれどアートをもっと楽しんでみたい、という人のために、わかりやすい解説でアートの世界へ誘ってくれる、アート鑑賞のプロフェッショナルです...もっと読む

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コメント

nono_suga どこより早い展覧会案内ーー 約4年前 replyretweetfavorite

nuttmeg9 ←どこより早い展覧会案内ーー 約4年前 replyretweetfavorite

myomiiii あとで読む 約4年前 replyretweetfavorite

wadarie 東京オペラシティに見にいきたくなりました→ 約4年前 replyretweetfavorite