女性を困らせる「はっきりしない男」
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
女性からよく受ける相談にこういうものがあります。
「林さん、時々一緒に食事にいく男性がいるんです。毎回、向こうから誘ってくれるし、私も彼のことを悪くないな、素敵だなって思ってはいるんですけど、毎回、お食事だけで楽しく飲んで笑って、『じゃあね』で終わりなんです。いったいどういうつもりなのかわかんなくて。どう思います?」
僕はこの男性は絶対に気はあると思います。
よく「男女の仲に友情は成立するか?」という古典的な命題が話題になりますよね。それに関して僕は、「男女の仲に友情はありえない」とずっと言い続けています。 (※女性の方から「男女の間に友情は存在する」とたくさんの反論が来るのは知っています。それについてはまたいつかお話しましょう。)
というのは、もし自分のこととして考えた時に、女性を食事に誘うとしたら、ほんの少しでも「好き」とか「なんとかなりたい」とかそういう下心的なものが存在するからです。
例えば、何かの仕事が終わった後に「じゃあ打ち合わせがてら飯でも食いますか」なんて言葉ありますよね。それも必ず、ほんの少しでも気はあります。というのは、僕がその立場だったら全然そんな気がない場合は、時間とお金がもったいないからまず誘いません。打ち合わせはメールか会議室か喫茶店ですませます。
だから、男性が女性を夜のお食事に誘うということは、程度の差こそはあれ、ちょっとでも「好き」な気持ちはあるはずです。
でも、男性によっては、それ以上進む勇気がなくて悩んでいる場合もあるし、あるいは「この彼女と勢いで寝ちゃったら、後々、面倒くさいことになりそうだなあ。ギリギリで止めて置いた方が無難だなあ」と自分の気持ちを止めている場合もあります。
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