お重に入った華やかな手巻き寿司をおうちで
この連載のタイトルは「フィットする晩餐」というわけで実は外食に限っていないのでは、という思いつきで今回は「究極の出前」を紹介しようと思う。先月、年下のカップルと、僕の弟とそのフィアンセが家に遊びにくることがあった。自分で料理をしてもよかったのだが、さすがに5人分の調理をこなす自信は早々になく、そそくさと何か外から出前をとることに決定。
こういうシーンで圧倒的にオススメなのが、恵比寿の「松栄」が出前してくれる手巻き寿司セットだ。1人前5000円からというお手頃な値段で、海苔から酢飯から、しょうがからわさび、もちろんタネまで完璧なセットをお重にいれて届けてくれる。量もたっぷりで、この日は4人前で注文。この値段でかなりの種類の具が楽しめ、トロ、うに、いくらまでついてくる。普通にデパ地下で買っても同じくらいの値段がかかってしまいそうである。あたりまえだが、酢飯も鮨屋のもののほうが自分で作るよりも美味しい。松栄はカウンターに座って食べると、けっこうなお値段になる店のはずで、お店がリーズナブルというより、そういうお店に手巻き寿司セットがあること自体がリーズナブルといえるのかもしれない。
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