以前現在完了の話を書いたときに、実は現在完了はその名前に反して、「過去の出来事」について説明するときに使われる文型なのだと説明しました。現在完了が過去形と異なるところ、それは現在完了が「今に影響や関連のある過去の出来事」を言い表すのに使われるところです。一方、過去形や過去進行形は「もう完結してしまった過去」の出来事を話すのに用いられます。では未来完了は、いったいどんなときに使われるのでしょうか? また普通の未来形や未来進行形とは。何がどう異なっているのでしょうか?
未来完了を使う際に想定しなければならないこと、それは「3年後」とか「学校を卒業する頃」などと言ったような、未来におけるある日時です。そしてその未来に影響が及ぼすであろう出来事を話したいときに、未来完了が使われるのです。
えっ?意味が分からないって? 図を見て考えてみましょう。
未来完了で表現できる世界、それは例えば、「学校を卒業する頃には、英語がしゃべれるようになっているだろう」とか「夫が出張から帰ってくる頃には、大掃除が終わっているだろう」などといった文章です。 例をいろいろと見てみましょう。
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