大図まこと(クロスステッチデザイナー)→森岡督行(森岡書店)Vol.2 お店を続ける秘訣は何ですか?

今回インタビュアーとしてカンバセーションズに初登場するのは、レトロなゲームのグラフィックやピクセルアートを思わせるタッチを、クロスステッチという刺繍技法でポップに表現する大図まことさん。そんな大図さんがインタビューするのは、写真集や美術書を扱う書店として茅場町にあるビルの一室で開業し、その後8年間にわたり国内外のファンから支持され続けている森岡書店の森岡督行さん。先日、これまでの活動について綴った『荒野の古本屋』を出版するなど、ますます注目度が高まっている森岡さんに、大図さんが聞きたいこととは?

お店を続ける秘訣は何ですか?

Q. これまで8年間もお店を続けられてきたということは、おそらくこれから先の8年間も続けていけるんでしょうね。

森岡:とにかく毎月末の支払いを必死でしてきたということだけは覚えていますが(笑)、自分でもどうやってここまで続けられてこられたんだろうと思います。こうすれば必ず続くという秘訣やノウハウというものは特にないんです。以前に、神保町の古本屋の先輩が、お店というのはその人そのもので、それ以上のものは何も出ないとおっしゃっていたんですね。それが正しいとするなら、ハウツー的なことよりも先に大切なことは、その人の経験だったり、どれくらいの心の振れ幅が持てるかということだったりするのではないかと思っています。

Q.森岡さんの仕事が凄いと思うのは、扱う商品がほぼすべて一点物で、売れるか売れないかわからないものを仕入れるというところです。例えば、僕のような仕事では、まず展示会を開いて受注をもらってから生産をするのですが、ある程度先に見通しをつけていくやり方なんですね。古本屋さんにも、お客さんからの注文を受けて特定の本を探すということはあるかもしれませんが、基本的には誰が買うかわからないものを、先に在庫として抱えるわけですよね。

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インタビュアーという存在にスポットを当てるこれまでにないインタビューサイト「QONVERSATIONS(カンバセーションズ)」。毎回異なるクリエイターや文化人がインタビュアーとなり、彼らが「いま、本当に話を聞きたい人」にインタビューを...もっと読む

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