日本も注目急上昇のバスク地方に行ってみた
食欲の秋ですね。サンマの美味しい季節です。残念なことにパリでサンマは見たことがありません。ジュっとかぼすを絞りかけて食べるのが我が家風。あ〜食べたいなぁサンマ。
でも、秋が深まると食べ物が美味しくなるのは、フランスでも同じなんですよ。
先月、あふれんばかりの食欲をひっさげて、フランスのバスク地方に出かけてきました。パティシエの友人が作るお菓子と現地の美味しい料理を堪能するためです。
日本でも今「バスクが流行っている」という噂を小耳に挟みました。みなさんは、バスクってどこにあるかご存じですか?
バスクとはフランスの南西部とスペインの北部にわたる地域を指します。ヨーロッパの他の地域の言語と異なる、独自の言語「バスク語」を使うバスク人が住み、独自の文化や料理があるところです。
今回はワケあってバスク地方の中心にある小さな街Bayonne(バイヨンヌ)に行ってきました。
パリからフランスの新幹線TGVにのって、5時間の旅の始まりです。
パリでは路線によって駅がわかれており、行き先によって利用する駅が違ってきます。今回はパリの中心部にあるモンパルナス駅からの出発です。電車がどのホームから出発するのかは直前まで分からず、電光掲示板に表示がでるのを待たなければいけません。
出発15分前にようやく表示された番号を見て、乗車客たちが一気に8番ラインをめがけて歩き始めました。
5時間の乗車って、日本でいうと新幹線で東京—福岡間の移動とちょうど同じくらいの時間ですね。長い列車の旅のスタートです。
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