都会の人と田舎の人の違い

bar bossa店主・林伸次さんのコラム、今回はバーに来る数えきれないほどの人々を観察してきた林が感じた、「都会の人」と「田舎の人」の違いについて。とあるレストランで食事をしていた林さんは、お店に来ていた高校生を見て「都会っ子だなあ」と感じたそうです。どんなところが「都会っ子」らしさを感じさせるのか。そして、都会的な雰囲気を持つのはどんな人なのか。ぜひみなさんも考えてみてください。

「都会っ子」だなあと感じた瞬間

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。


以前、渋谷のパスタ屋で家族3人で食事をしていたときのことです。

高校1年生くらいの男女7、8人くらいが入店してきました。そして、すごく慣れた感じでリーダーっぽい男の子が「予約した渡辺(仮)ですが」と店員に伝えて、みんな、普通の雰囲気でそれぞれが席につき、メニューを見ながら「俺、カルボナーラにしよう」とか「この夏野菜のパスタ美味しそうじゃない」とか普通に話し合って、最後に「みんな決まった?」と渡辺くんが聞いて、そしてウエイターを呼び、それぞれが注文をしたんです。

予約したレストランにいることに、みんな全然「特別感」があるわけでもなく、そういう場所でよくいがちな「俺、牛丼つゆだく!」とかふざける子がいるわけでもなく、別にマクドナルドや学食と同じような感覚でふるまったんです。

ああ、都会っ子ってこういうことなんだよなあ、とつくづく思いました。

僕は18歳まで四国の徳島というところの、それも中心部の市街地ではなく、畑や田んぼがたくさんある本当の田舎で育ったので、「ああ、こういうことだったんだ」と思いました。

都会の人と田舎の人の何が違うかって、「お店の使い方」が一番違うんですよね。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

渋谷のバーのマスターが教える、恋愛作法のエトセトラ。ついに書籍化!

ケイクス

この連載について

初回を読む
ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

maimnichi_huku こういう、なんていうか教養?ていうのかなって身体に染み付いてくものよな 10ヶ月前 replyretweetfavorite

Ohiobucks55 「近所に残った個性的な個人店」やっぱり、チェーン店ではなく個人店 とな 2年以上前 replyretweetfavorite

RuccaOz お店慣れしてるかどうかってあるな。子供の頃からの経験値として▶️ 2年以上前 replyretweetfavorite

sizukanarudon 林伸次 https://t.co/tGxSHiVMP8 お店の使い方 2年以上前 replyretweetfavorite