「単職」 から 「多職」 へ
どうしたら未来格差を乗り切れるのか?
ここでようやく、「五〇種類の仕事をしよう」という提案に話はつながります。
これまでは「単職」の時代でした。単職時代、僕たちは一つの仕事に就き、一つの企業で働いていました。ところが、これからは「いくつもの」仕事をもつしかない「多職」の時代になります。ここにしかゴールはありません。
「多職、つまり副業をもつってことかな?」と考えるかもしれませんが、その程度では意味がありません。
メインの仕事を一つやりながら、ほかにも一つか二つ、軽い仕事をこなす。こっそりとバイトをしたり、ネットで小さな売り買いをしたり、アフィリエイトで稼いだり……。
これが「副業」のイメージだと思いますが、「多職」はレベルが違います。 何十個もの仕事を同時にこなしつづける。何十個もやっていれば、仮にそのうちの三分の一が壊滅しても、なんとかなります。仕事が減ることを見越して新しい仕事をつねに探し、 受けられるかぎり受けつづける。
そうやって仕事の量も、収入も、評価も、動的安定をめざすのです。
動的に安定しているこの状態を「多職」と呼びます。
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