第6回】世界を革命するのは「スマートフォン」!?

グローバリズムを促進すると、貧富の格差が広がってしまうのではないか、と話す田原総一朗さんに対し、堀江貴文さんは必ずしもそうではないと言います。グローバリズムがもたらす本当の変化とは?
 田原総一朗さんと堀江貴文さんが「バラ色の国家解体論」を語る『もう国家はいらない』から内容の一部を紹介していきます。

国家機能は所得の再分配システムだけあればいい

堀江貴文(以下、堀江) 僕は今、国家がどんどん小さな政府になっていって、最終的には所得の再分配機能、つまり富める者から貧しい人へお金が配られるしくみがあれば、それでいいと思うんですよ。

田原総一朗(以下、田原) 民主党も、それをやろうとしたんですよ。「日本は経済成長していない。だから所得の再分配をきちんとやらなければ」というのが、民主党のテーマだったんだ。

堀江 そういう意味では、今の累進課税だって生活保護だって、みんな所得の再分配のしくみなんですよね。

田原 ところが、堀江さんの場合は、国家の事業をすべて民営化し、その上で再分配の機能だけを残せばいいと言っている。

堀江 そうです。だけどこれまでは、中央政府の統制力がないとなかなか難しかったですよね。徴税ができなければ、財源もないし。でも、ビットコインのブロックチェーンのようなしくみが発明されたことで、可能性はかなり高まったと思っています。

田原 ブロックチェーンの話は、さっき聞いて将来の可能性を感じました。しかし、堀江さんの話は一種の極端なグローバリズムですよね。

堀江 ええ、グローバリズムです。むしろ、リバタリアン(政治や経済に対する国家の介入を最小限に抑える考え)の世界です。

田原 しかし、グローバリズムというのは、富める人はやたらに富み、貧しい人がさらに貧しくなるというものじゃないの?

堀江 いや、そうじゃないですよ。だって、国連はグローバリゼーションを掲げて世界人権宣言とかやっていこうとしているじゃないですか。みんなで決めたら、みんなで所得を再分配しなきゃいけません、と言っているわけでしょう。

田原 それはそうだけど、実際にはアメリカは日本よりはるかに富める人間と貧しい人間の格差がすごいわけですよ。だから2011年にウォールストリートを占拠するデモが起きた。「1パーセントの富める人間が99パーセントの富を持ってる」と反格差を唱えたわけですよね。

堀江 いや、それは。

田原 あれは、所得の再分配が行われてないってことでしょう。

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バラ色の国家解体論—もう国家はいらない

田原総一朗 /堀江貴文

政府も警察も銀行もムダなもの? 個人資産が国家予算を凌駕し、テクノロジーの進歩が国境をとかしている昨今。世界が変わった今、新しいビジネスチャンスが生まれています。仮想通貨による情報のフラット化と活性化、シェアの発想が生む衣食住の共有、...もっと読む

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kobeyadaichan exactly! https://t.co/2UtSJ7l8IH 3年以上前 replyretweetfavorite

yamadanoima これからはシェアの時代〉 3年以上前 replyretweetfavorite