山内宏泰
デイヴ・ムラー「Sublime Memory Garden」——アートはどこまでも自由に
クール・ジャパンの筆頭である「kawaii」文化の中心地・原宿。最新の日本のアートの発信源でもあるそこに、新しいギャラリー「ブラム・アンド・ポー」が生まれました。現在開催されているのはデイヴ・ムラー「Sublime Memory Garden」展。会場全体をすみずみまで利用し、歴史年表と植物のドローイングを大胆にかけあわせた作品から、アートの自由さを感じてみてください。
東京・原宿駅前にあるビルを5階まで上ります。大きいガラス窓から駅を見下ろせる格好のロケーションに、アートギャラリーが新しくオープンしました。「ブラム・アンド・ポー」です。
もともとは、1990年代からカリフォルニア州サンタモニカで立ち上げられたギャラリーでした。国際的な評価を得る現代アートを扱う場として著名でして、ことしニューヨークに支店を設けました。次いで、アジアにも拠点をということで、選ばれたのが東京。それも原宿だったのです。
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この連載について
山内宏泰
世に“アート・コンシェルジュ”を名乗る人物がいることを、ご存じでしょうか。アートのことはよく知らないけれどアートをもっと楽しんでみたい、という人のために、わかりやすい解説でアートの世界へ誘ってくれる、アート鑑賞のプロフェッショナルです...もっと読む
著者プロフィール
ライター。美術、写真、文芸その他について執筆。著書に『写真のフクシュウ 荒木経惟の言葉』(パイインターナショナル)『写真のフクシュウ 森山大道の言葉』(パイインターナショナル)『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)『写真のプロフェッショナル』(パイ インターナショナル)『G12 トーキョートップギャラリー』(東京地図出版)『彼女たち』(ぺりかん社)など。東京・代官山で毎月第一金曜日、写真について語るイベント「写真を読む夜」を開催中。東京・原宿のスペースvacantを中心に、日本写真を捉え直す「provoke project」開催中。
公式サイト:http://yamauchihiroyasu.jp/