第12回】「ニコ動」にみる日本人のいいところ、わるいところ

京大、マッキンゼー、ホスト、船井総研という異色の経歴を経てきた若き思想家・倉本圭造さんの意欲作のエッセンスを、cakesでもお届け。空気に流されて生きてきた日本人ですが、それは好奇心の発露の裏返しです。ニコニコ動画に凝縮された、日本人の好奇心の「いいところ」を「わるいところ」とは?

赤子のような、サルのような、
純粋無垢な好奇心こそが我々の本当の良さだったはず

  幕末の写真を見ると、夷人どもに神国の土を踏ませてなるものぞ、と今にも斬りかかりそうな怖い侍ばかりが写っているわけではありません。

  むしろ、初めて見る外国人に興味津々、外国人の持ち込んだ文明の利器やら服装やら帽子やらに興味津々、外国人の帽子などを貸してもらったらみんなで寄ってたかって触ったり眺めたりして、それがどういうふうにできているのか、何でできているのか、どうしてこうなっているのか……を目を輝かせて検分している写真が結構あります。

  それは、好意的に言えば、まるで新しいオモチャを買ってもらった赤子のようだと言えるし、意地悪く言えば、初めて鏡を見たときのチンパンジーのようだとも言えるでしょう。

  なんというか、そういう「本能的なレベル」での、「これよくない? よくないこれ?よくなくなくなくなくなくない?」的な連動性こそが、日本人の本当の強さだということです。

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21世紀の薩長同盟を結べ

倉本圭造

京大、マッキンゼー、ホスト、船井総研という異色の経歴を経てきた若き思想家・倉本圭造さん。彼の処女作『21世紀の薩長同盟を結べ』は、23万字にわたる圧巻の提言書です。そんな意欲作のエッセンスを、cakesでもお届け。閉塞的な空気に包まれ...もっと読む

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y_kie 「ニコ動」にみる日本人のいいところ、わるいところ https://t.co/eZ7jLPszj3 約4年前 replyretweetfavorite