第13回】「デイトレ成金」が続出も IPOバブルに潜む危うさ

新興市場はIPOバブルの様相だ。値動きは激しさを増し、一獲千金のチャンスも多いが、負の側面も語られ始めた。

 「2012年まで1億円に満たなかった資産が、たった1年で2億円にまで増えたんですよ」──。東京都新宿区に住むデイトレーダーの堀江聡さん(仮名、38歳)はこう語る。12年は年間の利益が2000万円だったが、昨年は1月の1カ月だけで、同じ額を稼ぎ出した。

 東証マザーズやジャスダックといった新興市場で、特に値動きの激しい銘柄に目をつけ、1日に取引を何度も繰り返して収益を上げてきた。パチプロからデイトレーダーに転じて9年目。空前の利益を上げ、ついに富裕層へと成り上がった。ただ、生き馬の目を抜く新興株の世界は浮き沈みが激しくなる一方で、不安は尽きない。昨年のぜいたくは、「150万円かけて高級家具を一式そろえるのにとどめた」という。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

週刊ダイヤモンド

この連載について

初回を読む
日本に押し寄せる世界の富裕層マネー

週刊ダイヤモンド

米国、中国、欧州、シンガポール、香港、台湾、マレーシア……。世界中の富裕層マネーが日本に押し寄せている。彼らはこの日本でいったい何を買っているのか。日本人は長過ぎたデフレのせいで気づけていないだけなのかもしれない。実はこの島国にこそ宝...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません