あたらしいソーシャルゲームを作るということ

コンシューマーゲームにおいて幾つものヒット作を手がけてきたゲーム作家の飯田和敏さんがスマートフォン用のソーシャルゲームに取り組んでいる。“みんなで遊ぶ海底散策ゲーム”『イージーダイバー』という断片的情報のみが発表されていて、2012年内のサービスインが予定されている。流動的な状況の中、現時点で感じていることを論じてもらいました。

ソーシャルゲームというものが流行しているということは知っていた。ただ僕は家庭用ゲームの世界で仕事に従事してきたので、似て非なる別ジャンルとして傍観していた。正直に告白すると、身体の動きそのものをセンサリングするデバイスでの操作や、裸眼3D映像やリッチな音響で解像度の高みを目指していく世界と比べて、ブラウザやガラケーをベースにしたゲームは体験として弱い。

「ソーシャル」といったところでそれはSNSをベースにしているという意味でしかない。これらは別種の遊びとして棲み分けながら発展していくだろう、そう思い込んでいた。ところが現在、ソーシャルゲームが家庭用ゲームを凌駕する存在に成長した。家庭用ゲームの市場はシュリンクしていく一方でソーシャルゲームはイケイケだ。

ここでソーシャルゲームの基本的な仕組みを簡単に説明しておこう。これはfacebookなどのSNSで提供されている無料で遊ぶことが出来るゲームで、効率よくプレイするためにSNSの友人の存在を活用することが特徴だ。

『イージーダイバー』公式サイトより
『イージーダイバー』公式サイトより

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