​男のロマンティック、女のロマンティック

今回のbar bossa林伸次さんのコラムは、「ロマンティック」に対する男女の考え方の違いのお話。みなさんがロマンティックなものを想像した時、なにが思い浮かびますか? 林さんによれば、男女のロマンティックに対する考え方は大きく違うんだとか。この、なにをロマンティックと思うかを理解できれば、仕事でも恋愛でもさまざまなシチュエーションに応用できるそうですよ。

男女でロマンティックの感じ方はどう違うか?

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

ある恋愛百戦錬磨の女性のお客様と「良いデートってどういうことでしょう」とか「そんな気なかったのにデートのコースでついついってことあるなあ」なんてことを話していたら、こんなことを教えてくれました。

「食事した後に『じゃあバーでも行こうか』ってなるじゃないですか。あの時に移動に電車を使おうとすると『ああ、この男性、残念だなあ』って思うんですよね」

「え? 電車ダメですか?」と僕。

「ああ、林さんもわかってないんですね。電車の中って、蛍光灯じゃないですか。あの光で現実に引き戻されちゃうんですよね。食事をした後からバーへの移動はタクシーか歩きじゃなきゃダメです。一駅を電車に乗るなんてありえないです。ちょっと静かな夜道を二人で歩くのも良いものですよ」

なるほどなあ、ですよね。

男性がよくわかっていなくて、でも女性の「ちょっとセクシーな気持ちになれるスイッチを押すことは確実なもの」に、この「ロマンティックなムード」というものがあるんですよね。

bar bossaの開店当初、あるゲイのお客様に「ええ!? この店、キャンドル・サービスしないの? 絶対にした方が良いわよ」と言われて、「え、そんなの必要かなあ? 大体結構お金かかるし……」と思ったのですが、僕は誰かの助言はとりあえず採用してみる性格なので、半信半疑でロウソクを各机に置いてみました。すると、グッとカップルがテーブルの上や下で手をつなぐ率が高くなったんです。さすがゲイの方は違うなあ、わかってるんだなあと感心しました。

光の加減とかさりげない香りとか、お花や絵やちょっとした小物とか、あるいは壁やお皿の色の具合とか、音楽の雰囲気から感じられるロマンティックなムードって、女性にとってとても大切なところなんですよね。

でも一方で「本当にロマンティックなのは男性だ」ということもよく言われます。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

283vawa ​男性のロマンティックはどこかに「出典」があるロジカルな物語型で、女性のロマンティックは「感覚」や「雰囲気」に依拠する直感型と。 約4年前 replyretweetfavorite

cafe_petit ​「お店でサービスをする人間として一番怖いのは、『私、 約4年前 replyretweetfavorite

sizukanarudon 男のロマンティック、女のロマンティック |ワイングラスのむこう側|林伸次 https://t.co/0BlQJOJ5FK 4年以上前 replyretweetfavorite

y_kie 男のロマンティック、女のロマンティック|ワイングラスのむこう側|林伸次 @bar_bossa |cakes(ケイクス) https://t.co/1JKBiO52xJ 4年以上前 replyretweetfavorite