大量のデータから「なぜ」を導く

ビジネスデータ分析は、統計的な手法を使う分析とは異なります。Excelを使っての集計がそのほとんどを占め、複雑な数式が必要なわけではないので、ご安心ください。
では、ビジネスデータ分析のそもそもの目的とは何でしょうか? 分析のゴールを見据えて、数字と向き合いましょう。

『データ分析で仕事が変わる』(PHPビジネス新書ビジュアル)から一部を抜粋し、データ分析手法の基礎の基礎をご紹介します。

統計手法のデータ分析とビジネスデータ分析の違いとは

■2つのデータ分析の違いからビジネスデータ分析を理解
 ビジネスデータ分析の概要の理解を深めるために、統計手法のデータ分析と比較してみましょう。
 統計学は200年程前から考えられ始めたといわれています。その当時は多量なデータを集めることも加工することもできませんでした。そこで、少ないサンプルデータをもとに、高度な統計の数式を利用して母集団の傾向や将来を推し量ろうとしたのが統計手法のデータ分析です。これは学問としても確立しており、非常に有益な分析手法です。

 ただ、実務に役立つように使いこなすためには、どうしても専門的な知識が不可欠です。

 そこで必要とされたのが、専門的な知識がなくても行えるデータ分析です。それは、誰もがPCやExcelなどを利用して数万数十万の多量データを簡単に取り扱えるようになったIT活用の進化により実現できました。ビジネスデータ分析は、2000年頃から利用され始めたものです。

 これらの歴史的な生い立ちから、統計手法のデータ分析とビジネスデータ分析には大きな違いがあります。ここでは、項目別に比較しながらその違いをつかみます。

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データ分析で仕事が変わる

住中光夫

データを制す者がビジネスを制す――そんな言葉がいよいよ現実味を増してきた今、ビジネスデータ分析の第一人者が書き下ろしたのが、PHPビジネス新書『データ分析で仕事が変わる』です。 多量なデータを瞬時に集計し、さまざまな切り口で次々に分析...もっと読む

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