第5回】社会のモノサシを持て

「百ます計算」の育ての親として知られ、その教育理論が絶大な支持をうける陰山英男先生が、リアルな大人の悩みに真剣に答えてくれる『教えて、陰山先生!』。12月1日に企業の採用活動が解禁され、2014年の春に卒業する大学生の就職活動が本格化してきました。焦るのは13年卒業なのに、まだ就職が決まっていない大学生。今回は、そんな方々のお悩みに陰山先生が向き合います。

※お悩みのある方は、「陰山先生質問応募」という件名で、info@pieceofcake.co.jpまでメールをお送りください!

入社試験に意味はあるんでしょうか? 会社に入らないとダメなんでしょうか?

Q.大学4年の女です。就職活動をしたもののうまくいかず、仕事も決まらずに卒業するぐらいならと大学を1年留年することにしました。昨年は50社受けて全部ダメでした。1社落ちただけでも人格を全否定されたような気持ちになるのに、これだけ落ちたらもうズタボロです。もう一生就職試験に受からない気がします。もちろんそんなことはないと信じたいけれど、今後どうしたらいいのか、もう自分でもよくわかりません。そもそも入社試験に意味はあるのでしょうか? 会社に入らないとダメなんでしょうか?

A.今も昔も、就職は本当に大変だ。とくに経済状態が芳しくない今は、そう簡単にはいかないと思う。実は僕も大学卒業後、君のように1年間就職浪人をしたんだ。学生時代はラジオの放送局に憧れていたけれど、就職試験に落ちて入れなかった。もともと親から落ちたら教師になれと言われていたから、浪人して教員試験を受けようと思っていた。でもその浪人中の経験がきっかけで、結果的に僕の人生は決まったと、今になって思うんだ。

どんな経験だったかというと、就職浪人中のアルバイトだ。学童保育で子ども達の面倒を見ているうちに、教育者という仕事にがぜん興味が湧いたんだ。それで、本気で教育者になろうと思えるようになったんだ。もしあのとき学童保育でアルバイトを経験していなかったら、きっと僕は今のような教育者にはなっていなかったと思う。

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教えて、陰山先生!

陰山英男

「百ます計算」や「徹底反復」シリーズで知られる、教育者の陰山英男先生。その根底にある思想は、子供だけでなく大人にも応用可能なものばかり。社会という荒波でもがき続ける人たちの、本気の悩みにお答えする、陰山先生の真剣オトナ人生相談です!

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