41 ソーシング(ファイナンス)
◇本来の意味◇
ソーシングとは、商品の仕様や取引の条件などの購買条件を規定し、取引先の選択や、適切な条件を獲得すること。特にM&A(企業の合併・買収)においては、一般公開されている情報をもとに、M&Aの目的に合致するターゲット企業をリストアップして、詳細な情報分析やM&Aへの関心度調査などによって絞り込みを行うことを指す。
◆モテビジ解説◆
この章では、女性のみなさんに向けて「玉の輿結婚」を例に、「ファイナンス理論」の重要性を説明します。玉の輿結婚とは、いわば企業で言うところのM&Aです。投資における信用取引のように、手持ちの少ない資金でより大きな資金を動かすことを「レバレッジ」と言いますが、玉の輿結婚とはつまり、自分の女性としての価値をレバレッッジさせて、お金持ちの男性を買収することです。結婚において人は、そのときたまたま売りに出されていた出物を買ってしまいがちですが、本当に玉の輿を狙うのであれば、候補となる男性を複数人リストアップして、その価値を比較・判定するソーシングをきちんと行う必要があります。その価値判定のためのファイナンス理論をこれから学んでいきましょう。
42 デューデリジェンス(ファイナンス)
◇本来の意味◇
デューデリジェンスとは、M&A取引に際して、その企業に本当に十分な価値があるのか、リスクはどうなのか、買収前に詳細に査定すること。大きく分けて ①ビジネス(企業組織、生産・販売活動などの経営面) ②ファイナンシャル(財務諸表の分析や資金繰り実態などの財務面) ③リーガル(定款・登記事項や係争事件などの法務面)の3つの評価軸がある。
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