第6回】2大アンケートで読み解く 富裕層の投資スタンス

日本の富裕層を取り巻く環境は様変わりしつつあり、同じ富裕層でも世代や職業によって、財産に対する思考回路も違う。財産コンサルティングの青山財産ネットワークスと、富裕層ビジネスを展開するアブラハム・グループ・ホールディングス、二つの異なるアンケートを基に、富裕層たちの投資スタイルを分析してみよう。さらに、国内の富裕層に資産運用などをアドバイスするプロの運用アドバイザーから、激変する資産家事情を聞いた。

 一口に富裕層と言っても、世代や職業で財産に対する思考回路はさまざまだ。二つの異なるアンケートを基に、富裕層たちの投資スタイルを分析してみよう。

 図2‐3、2‐4は、財産コンサルティングの青山財産ネットワークスと、富裕層ビジネスを展開するアブラハム・グループ・ホールディングスが行ったアンケート調査。いずれも対象は富裕層だ。

2-3 アブラハム・グループ・ホールディングス

2-4 青山財産ネットワークス

 青山財産ネットのアンケート回答者は60代以上が6割を占め、代々続く不動産業者や企業オーナーなど伝統的な富裕層の割合が高い傾向にある。これに対し、アブラハムは比較的若い世代が中心だ。30~40代が6割近く、職業も起業家や会社役員、投資家など一代で財を築いた新興富裕層も多い。

 両社のアンケートを比較して特徴的なのが、リスクに対する認識の違いだ。

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富裕層のカネと知恵【2】~お金持ちの失敗から学ぶ 資産運用の裏側と投資哲学

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富裕層でも失敗はする。海外移住しても途中帰国、海外投資では詐欺に遭う。おまけに当局の監視は強まる一方だ。それでも財産を増やしているお金持ちがいる。彼らの運用の裏側と投資哲学を探った。※この連載は、2012年10月20日号に掲載された特...もっと読む

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