大阪発祥のチェーン店で餃子を味噌ダレで味わう
今年の夏はとにかく暑い。積極的に食べる気を失くすくらい、暑い。こういうときは餃子だ。このコラムの神戸の回でも書いたが、僕はとにかく餃子が好きなのだ。暑いから餃子、なんてのはこじつけで、はっきり言って毎日でも食べられる。一風堂でもラーメンを頼まずに餃子だけで済ますこともあるくらい。ともあれこうも暑いとより一層食べたくなるのも本当のことで、今回は頻繁に行く近所のチェーン系の1店と、餃子を求めて江古田まで食べに行った話を書こうと思う。
まず1軒目、月に2~3回行っているであろう近所の名店「浪速ひとくち餃子 餃々(チャオチャオ)恵比寿西口店」。餃子計画という会社が運営、全国に約40店舗を展開する大阪発祥のチェーン店である。大阪で働いているときもオフィスの近くにあって、週に一度はテイクアウトで買って家で食べていた。ここの餃子の魅力は、まず餃子自体がそんなに大きくないこと。至極個人的にではあるが、大きい餃子は満腹感が大きすぎてあまり得意ではない。小さければいいかというとそうでもなくて、一風堂の餃子サイズだと逆に小さすぎる。なかなか難しい塩梅である。次に味噌ダレが用意されていること。餃子の味噌ダレは神戸発祥と信じて止まないが、東京のお店でちゃんとこの組み合わせが味わえるというポイントは高い。最後に、きっちり羽根つきの焼き方をしていること。あのパリパリっとした食感こそ、餃子の大きな魅力なのである。
この店、一番スタンダードなチャオチャオ餃子以外にも、水餃子や様々な工夫がなされた餃子や他のおつまみなどがメニューにあるのだが、僕はいつも決まってチャオチャオ餃子を4枚頼んで、一気に食べてしまう。何故だか、ビールすら頼まないことも多い。白ごはんもなく、シンプルに餃子と味噌だれの組み合わせを満喫するのが、僕なりのこの店の流儀なのだ。ちなみにパスポートと呼ばれるメンバーズカードがあって、掲示すると1人前無料になってお得です。あと、チャオチャオの有楽町店は「慶楽」というスープ炒飯や冷やし中華の有名な中華の隣にあって、慶楽で食べてからチャオチャオの餃子で〆るというパターンもありです。こっちは全然シンプルじゃないね。