道徳の時間

小林よしのり vol.3 貧乏な美男美女っていないんですか?

未来社会をサバイブする岡田斗司夫さんが、 ゲストとともに様々な事例を引用しながら、 現代の「道徳」について考えていきます。 今月のゲストは小林よしのりさん。昔と今では、「所得の低いイケメンと美女」の存在のリアリティがまったく変わってきているようです。

岡田 僕、AKBにはいじめがなさそうだなと思っているんですけど……。

小林 へー、どうしてそう思ったの?

岡田 総選挙の順位を上げたいという目的意識があるから、それ以外のことに構っているひまがないし、互いの仲間意識が生じるんじゃないかなと。

小林 うんうん。

岡田 『週刊少年ジャンプ』で連載している漫画で、「暗殺教室」というのがあるんです。地球が宇宙人に侵略されていて、その宇宙人が学校で教師をやっている。その宇宙人を暗殺することができたら地球は救われるということで、生徒たちが暗殺に精を出す話なんです。設定自体は突飛なんだけど、「先生の暗殺」という目標によって落ちこぼれの生徒たちが団結していくというのが、リアリティがあってすごくおもしろい。

 古市さんとの対談でも出たんですけど、目標があると、スクールカーストとかいじめとかに手を割いているひまはないんですよ。だから、AKBにもいじめはないんじゃないかと思ったんです。

小林 へええ。わしもAKBにはいじめがないと思っているけど、それは、総選挙の順位が歴然と人前に出てしまうことが理由だな。絶対的な基準があるから、それ以外の基準で相手をおとしめることができないでしょ? 「あんた、本当はあたしより下なんだから」という言い方が通用しない。

岡田 なるほど! そうかもしれないですね。先生は教育論をやりたくないと言ったけど、AKBに絡めたらちょっと語ってくれるんですね(笑)。

小林 (笑)。AKBはともかくいじめ問題は解決しないといけないとは思っているんだよ。いま道徳を始めるには、いじめからどうにかしないといけない。そのためには、学校という共同体をどうにかしないといけないんだけど……。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

ケイクス

この連載について

初回を読む
道徳の時間

岡田斗司夫

評価経済など新しい資本主義が加速しはじめた21世紀。 そんな新時代の「道徳」とは、一体どんなものでしょうか。 未来社会をサバイブする岡田斗司夫が、 ゲストとともに様々な事例を引用しながら、 現代の「道徳」について考えていきます。 (月...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません