道徳の時間

小林よしのり vol.2 ネットに道徳は生まれないんですか?

未来社会をサバイブする岡田斗司夫さんが、 ゲストとともに様々な事例を引用しながら、 現代の「道徳」について考えていきます。 今月のゲストは小林よしのりさん。匿名でも道徳は生まれるのかという論点から、ネット社会での道徳の有無へと移っていきます。

小林 匿名でも共同体ができる? どうしてそう思うの?

岡田 名前を明かしていなくても、同じ場所で数年発言していれば、キャラクターができあがるわけじゃないですか。いまはソーシャルメディアを通じてそれが実在の自分と紐づけているから、匿名性が担保されていないんです。

小林 ふーん。それにしても、有名でも何でもない個人の発言なんてみんな気にするの? そんなのを気にする人はストーカーだけでしょう。

岡田 でも、実際にTwitterをしている人が心配しているのが、過去のツイートとかを掘り起こされることなんですよ。就職活動をしている学生とか。

小林 うーん、そうなのか。

岡田 ちょっと有名になると、過去のことを調べられてしまう。そのせいで、Twitterで本音がささやけなくなるんじゃないか、という不安をみんなが持っているんですよ。誰も見ていないところで、悪いことをできなくなったことを嘆いている。それは、道徳的ではないですね。

小林 Twitterにも“ムラ”ができているんだね。「ムラの道徳」というのは一応あるんだよ。これは、他のメンバーの目を気にするという意味では「道徳」なんだけど、本来の道徳とはかけ離れてしまっているものだ。「同調圧力」、とも言えるかな。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

ケイクス

この連載について

初回を読む
道徳の時間

岡田斗司夫

評価経済など新しい資本主義が加速しはじめた21世紀。 そんな新時代の「道徳」とは、一体どんなものでしょうか。 未来社会をサバイブする岡田斗司夫が、 ゲストとともに様々な事例を引用しながら、 現代の「道徳」について考えていきます。 (月...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません