ケトル
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マヨ好きなら覚えておかなくちゃ⑤】少女漫画とマヨネーズ
ケトルVol.07は、「調味料」特集!
今回、21世紀の三大調味料をマヨネーズ、ゆず胡椒、ゴマ油(ラー油)に決定したケトル編集部。 「マヨネーズ」好きの“マヨラー”だったら知ってて当然(?)、そうでもない人も結構驚きのマヨ情報をお伝えするシリーズ。 第5回となる今回は、マヨネーズと90年代半ば以降の少女漫画のちょっとサブカルな関係に迫ってみました。
少女漫画もやっぱり マヨネーズが大好き!
冒頭から恐縮ですが、マヨネーズと同じくらい少女漫画が大好きです。だからタイトルに「マヨネーズ」がつく作品は必読なんです。少女漫画のタイトルによくある食べ物といえばチョコレートやストロベリーあたりが相場かと思いますが、なぜマヨネーズか。気になりまして。
マヨ&少女漫画好きがまずピンとくるのが、魚喃キリコの『南瓜とマヨネーズ』です。ミュージシャン志望の彼氏との同棲生活を支えるため水商売を始め、果ては援助交際。そんな折、忘れられない昔の彼と再会……という、のっぴきならない恋愛模様を淡々と描いた作品です。作中にマヨネーズは出てきませんが、狭いキッチンの描写が多々。キッチンにいつもあるもの=マヨネーズ=「日常」のメタファーなのでしょう。
青文字系ファッション誌『CUTiE』の派生コミック誌、『CUTiE Comic』(宝島社)で1998年から2年間連載。2004年に祥伝社から復刊。南瓜とマヨネーズ/祥伝社
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この連載について
ケトル
最高に、無駄がつまったワンテーマ・マガジン」がコンセプトの、雑誌『ケトル』。その毎号の特集をcakesで配信していきます。第7弾のテーマは「調味料が大好き!」。ほんのちょっとの量で料理全体の味を新たな世界へと導く調味料。今回ケトル編集...もっと読む
著者プロフィール
雑誌ケトルは、毎号、カルチャーやライフスタイルに関わるテーマをひとつ取り上げ、あらゆる切り口で特集するワンテーママガジンです。「最高の無駄の中に最高がある」をモットーに、40P超の、無駄に対象を掘り下げた特集と、6Pのロングインタビュー、文化著名人40名によるレビューの3本柱で構成しています。太田出版より偶数月15日発売中です。
公式サイト:http://www.ohtabooks.com/publish/kettle/