新しい時代に斬りこむための「六つの素養」

個人が自分の責任で勝負する時代になりました。そのために必要な素養とはいったいなんでしょうか? ソニー、グーグルで実績を出してきた著者が語る「ビジネスの基礎力」。ぜひ指標にしてみてください。

PHPビジネス新書『成功体験はいらない』より、一部を公開します。

IT力、英語力、地頭力、行動力、人間力

 二十世紀的な大企業の時代は終わり、寄らば大樹の陰的な生き方よりも、個人が自分の責任で、自分の能力やブランド力を高め、勝負するような生き方を選ぶ人も増えてきた。このような時代を生き抜いていくために、われわれは何を意識して身につけていけばいいのだろうか。
 その答えは各人各様だろうが、基本はやはり、IT力、英語力、地頭力、行動力、そして人間力といったものだろう。
 IT力とは、ITリテラシーと言い換えてもいいが、パソコンやスマートフォンなどのデバイスが使えることはもちろん、ネット、クラウド、ソーシャルの本質を意識しつつ、ITを有益に使いこなす能力のことである。
 なかでも最重要なのはグーグル検索。もはやこれなしでは日々の生活は成り立たない。また、ツイッターやフェイスブックもすでにピークは越えたと言われるが、私はおもにセレンディピティな情報発見ツールとして活用している。その他、日々、新たなアプリケーションやガジェットが生み出されつづけている。
 日本発でユーザー数が一〇カ国にわたり四億人を超え、近いうちに五億人に到達する勢いのLINEも元気だ。これら次々に登場して話題となるツールやガジェットを理解するには、自分自身で使ってみる以外にない。使うことによってのみ、そのよさや課題、可能性を理解することができるし、年配者は若者とのコミュニケーションのきっかけにすることもできる。すなわち、つねにハンズ・オンを忘れない、ということだ。

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成功体験はいらない

辻野晃一郎

グーグル、アップル、アマゾン。圧倒的な意思決定のスピードはどこから生まれてくるのか? ソニーを経てグーグル日本法人社長を務めた著者は、「しがらみを捨てると世界の変化が見える」と指摘します。 新しいビジネスルールの見取り図と、そこで生き...もっと読む

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