芸能人プロデュースブランド問題—篠田麻里子の事例に学ぶ

AKB48の卒業に際し、「ファッションの仕事がしたい」と公言していた篠田麻里子。実際自身がプロデュースするブランド「ricori」を立ち上げたものの、この7月で全店舗が閉店したことが大きく報道されました。篠田麻里子の件にかぎらず、次から次へと誕生する出てくるプロデュースブランドは、なぜ生まれてしまうのでしょうか。

ブランドを立ち上げる? 大川隆法に霊言を下ろされる?

今や一流芸能人の証は、ドラマの主役を張る、何社ものCMオファーを受ける……だけでは物足りない。自分の名をかざしたブランドを立ち上げるか、幸福の科学・大川隆法氏に霊言を下ろされるか、いずれかを獲得して初めて一流だ。最近、現役芸能人の霊言まで下ろし始めた大川氏は、『人間力の鍛え方 俳優・岡田准一の守護霊インタビュー』『俳優・木村拓哉の守護霊トーク 俺が時代を創る理由』『魅せる技術 女優・菅野美穂 守護霊メッセージ』と著作を連発しており、かつては「フライデーに張り込みされる」だった一流芸能人の証は「大川隆法に下ろされる」に変わりつつある。こんなこと続けていたら訴状が相次いで届きそうなものだが、「『守護霊の霊言』とは、本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人の潜在意識で考えている“本心”」(幸福の科学HP)とのことであるから、霊言は著作権法をすり抜けているのかもしれない。

ファミマの向かいにデイリーヤマザキ、に近しい露骨なサバイバル

芸能人の名をかざしたブランドショップやコラボ商品の類いは、とりわけ女性芸能人を一歩先へと連れ出す事業としてスタンダードになっている。代官山では梨花のブランドショップ「Maison de Reefur」の向かいに、辺見えみりのブランドショップ「Plage」があるそうで、ファミマの向かいにデイリーヤマザキ、に近しい露骨なサバイバルが繰り広げられているという。そんな中、「ファッションの仕事をしたい」とAKB48を卒業した篠田麻里子は、自身がプロデュースするブランド「ricori」を立ち上げたものの、この7月で店舗全ての営業停止を余儀なくされてしまった。アパレル不況が叫ばれる昨今、この業界で成功を収めることは極めて難しく、一度の失敗をこれほど突つかれるのは酷だろう。プロデュースした彼女が「去年までアドバイザーとしてお手伝いしていた」と逃げるようなコメントを出したり、閉店決定後に開かれた会見で事務所スタッフが「閉店に関する声がけがあった場合には写真撮影を中止する」との措置を講じたりと、ヘタクソな責任逃れが彼女に刺さる矢を鋭くしているが、本当の内情は、大川隆法ばりに「本人の潜在意識にアクセス」しなければわからない。

ほしのあきプロデュース「大人でもかわいく着られるオリジナルキティパーカー」
この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

cakesの人気連載「ワダアキ考」、5人の書き下ろしを加えてついに書籍化!!

この連載について

初回を読む
ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜

武田砂鉄

365日四六時中休むことなく流れ続けているテレビ。あまりにも日常に入り込みすぎて、さも当たり前のようになってしったテレビの世界。でも、ふとした瞬間に感じる違和感、「これって本当に当たり前なんだっけ?」。その違和感を問いただすのが今回ス...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

anti48type では、こちらで再うp。 自称国民的アイドルマリコ様は、こんな幸福の科学ステマ風の記事書いているヘンテコライターに弁護されるほど落ちぶれてしまったのですねw → 篠田麻里子の事例に学ぶ芸能人プロデュースブランド問題  http://t.co/esFN1KjiUs 3年以上前 replyretweetfavorite

OsamubinLaden フローレスセイコとかから思うけれど、一周して喜劇化した感じかな  3年以上前 replyretweetfavorite