25 サンクコスト(戦略論)
◇本来の意味◇
サンクコストとは、事業や品物に投下した資金のうち、初期投資など途中で事業を撤退・縮小しても取り戻せない費用・労力・時間のこと。たとえば、映画があまりにもつまらなくて、映画館を途中で退出しても、チケット代1800円はサンクコストなので返ってこない。サンクコストが大きい産業ほど、新規企業にとって参入の障壁となり、寡占市場になりがち。
◆モテビジ解説◆
合コンにおけるサンクコストとは、もちろん「参加費」。どんなに顔ぶれが残念で、成果の期待できない合コンでも、参加費は返ってきませんからね。あなたがイケメンではない場合、高いサンクコスト(=参加費)は、新規参入の障壁(=誘っても女の子がこない)となります。この場合、集客力に問題があるのですから、サンクコストを下げて参加率の上昇をはかるべきでしょう。「一番の話題作」ではなく、「地味な注目作」でも、レディースデーで1000円なら見てみようかな、という気になるもの。見てみたら意外とおもしろかった、という評価がもらえたら勝機ありです。ただし、参入障壁を下げすぎると、ターゲット以外の顧客(=タダ酒めあてのブス)も集まってきてしまうので注意しましょう。
26 ファイブフォース分析(戦略論)
◇本来の意味◇
ファイブフォース分析とは、ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が1980年に『競争の戦略』で発表した、特定の産業分野の競争に影響を与える5つの要因について整理・分析したフレームワークのこと。①供給元 、②買い手、 ③競合他社、 ④新規参入業者、 ⑤代替品の5つから業界構造を分析するもので、競争戦略といえばこれ、というくらい有名。
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