ゲスな男とゲスな女」二村ヒトシ×伊藤春香(はあちゅう)対談 後編

恋愛を語るAV監督・二村ヒトシさんと、人気ブロガーかつ、IT系肉食女子として有名な伊藤春香(はあちゅう)さんが青山ブックセンターでおこなった対談を収録。後篇となる今回は、はあちゅうさんの「私、ゲスなんです」という衝撃発言に始まり、「男のゲスと女のゲス」についても語ります!

ゲスな人とでないと、友達になれない

二村ヒトシ(以下、二村) はあちゅうさんがYouTubeでやられている「ゲスアワー」、あれ、おもしろいですよね。

伊藤春香(以下、はあちゅう) ありがとうございます。

二村 まだ全部観てないんですけれど、はあちゅうさんがゲスなイケメン男子二名にいろいろ無理難題をふっかけていて、猛獣使いみたいだな、と思いました。

はあちゅう 「ゲスアワー」は、私と霜田くん、ゲスもとくんという三人でゲスな話題についてひたすらしゃべるっていうYouTube番組なんです。

二村 お二人は、はあちゅうさんの同僚なんですよね?

はあちゅう そうです。普通の一般人です。でも、あの番組を始めてから「あの男の子が可愛い」とか「ファンになりました」とかいう人が何人かいて、最近彼らはちょっといい気になっているんですよ。

二村 なんか野獣を野に放ったみたいな感じになってますね。この番組を観てて思ったんですが、はあちゅうさんのなかで「ゲスな奴」の定義って、どういうことなんですか?

はあちゅう 辞書的には「人の道をはずれる」っていうことだと思うんですけれども、私たちが使う「ゲス」はもうちょっと可愛い印象です。「下品なこともしゃべっちゃうよ」ぐらいの。あと、「ゲス」っていう言葉の響きが好きだったりするんですよね。

二村 自分の欲望、男女関係で「ほんとうは何がしたいか」について素直にしゃべってみようっていうところなんでしょうか。モラルを取っ払って。

はあちゅう そうですね。包み隠さず、話してみようっていう感じです。

二村 飲み会だったらそういうことができるけれども、あなたたちの場合はそれをワールド・ワイド・ウェブのなかで公開しているわけだから。すごいですね。

はあちゅう ありがとうございます。

二村 彼ら二人だけでなく、はあちゅうさんもゲスメンバーの一人なんですね。たしかに、あの放送のなかでは、「あんたたち、どうなの」っていうお説教モードもあるけれども、「自分も女としてこういう欲望がある」「こういう風に口説かれたい」みたいな話もしてますよね。

はあちゅう そうですね。二人だけが汚れ役にならないように、ちゃんと自分についてもツッコむようにしています。ただ、私自身もかなりゲスな人間だと思いますよ。もうね、ゲスい人じゃないと、友達になれないですし。

二村 そうなんですか。

はあちゅう ピカピカしてキラキラした設定ばかり持っている人と一緒にいると、自分がバイキンみたいな気持ちになってきて。だから、そういうバイキンみたいな部分を持っている人じゃないと、心のなかまで仲良くなれるような気がしないんですよね。

『愛の渦』を鑑賞して語り合う「オールナイト・ゲス」

二村 ゲスアワーの男性お二人は、実際のところ、どのくらいゲスなんですか?

はあちゅう 世の中一般男子からみたら、全然ゲスではないとおもいますよ。かわいいもんです。「俺、こんなことをやっちゃったぜ!」っていうのを見せびらかしたいだけなので。

二村 ヤリチンという記号をコスプレしている若者たちなのかな。だとしたらかわいい感じですが、本当のところはどうなのかな。

はあちゅう それが解明される日が近々来るんじゃないかと思って機会を伺っているんですよ。最近「ゲスアワー」の再生回数がすごく伸びているので。いつも昼休みを使って撮影しているので、話がおもしろくなってきたところでも時間がなくなってきたらそこで切らなきゃいけない。だから、そこはもうちょっとじっくりゲスについて考える「ゲスナイト」の場を今度は設けたいなと思っています。

二村 いいですね。

はあちゅう 『愛の渦』っていう乱交をテーマにした映画があるんですけれども、それをみんなで深夜に観て、ゲスもとの家でゲスについて熱く語ろうと思っています。
 そこで「オールナイト・ニッポン」ならぬ「オールナイト・ゲス」みたいな動画を撮ろうかな、と思って。

『愛の渦』予告編

二村 せっかくだから思い切って、もっとゲスなことをしたらいいんじゃないですか? 彼らがデートをする日に、お相手には気づかれないようにカバンにレコーダーを隠しといて一部始終を録音して、それを再生しながら三人でああだこうだ言うとか。

はあちゅう えっ……。そこまでゲスになれる覚悟は、私にはまだないですね。そういう生々しいのはあまり好きじゃないので(笑)。

二村 すみません。ちょっとAV屋の発想でしたかね……。

はあちゅう はい。だいぶキテますよ、それは。だって、自分がされたら絶対嫌じゃないですか!

二村 そうですよね! 絶対嫌ですよね!

はあちゅう あぁ。本当にああいうことやっている人の顔が見てみたいです!(笑)

二村 本当に、すみません……(笑)。

男のゲスと女のゲスに違いはあるのか?

二村 せっかくなので、これはぜひ今日聴きたかったんですけれども、はあちゅうさんみたいなゲスな女性から見て、女のゲスと男のゲスとは違うんですよね?

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

ケイクス

この連載について

初回を読む
キモい男、ウザい女。

二村ヒトシ

アダルトビデオ監督・二村ヒトシさんが、男女の関係性を探り、自分自身を語っていく連載です。現代の日本に生きる私たちほぼ全員が「キモチワルい男」であり「めんどくさい女」であるという、恐ろしすぎる【見立て】からはじまるこのお話。なぜ現代の恋...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

oseki_han https://t.co/Cljqa7LSve 女性のゲスはゲスになればなるほど、痛みを自分で感じてしまうんです。でも、男性はヤリチンになると「1000人とヤッたぜ」とカウントしたりするゲスさがある。本当に女の子を「モノ」として扱っているから、全然心が痛まないんだと思うんですよね 3年以上前 replyretweetfavorite