なぜ人はいくつになってもモテたがるのか? 深澤真紀対談6

「いくつになってもキレイでいたい」「いくつになってもモテたい」。恋愛に対する人々の興味はつきず、雑誌もテレビもネットもそんな話題であふれています。でも日本人は本当にそんなに恋愛したいんでしょうか? コラムニストの深澤真紀さんの対談シリーズ、今回はいつまでもモテたがる男女の心理について分析します。

いま一番会いたいのは「アガった人」たち

深澤真紀(以下、深澤) そんなに「女」の中でジャンル分けしないといけないのかな、と思うんですよね。だから最近私は、「アガった人」と話がしたいんですよね。

二村ヒトシ(以下、二村) 「アガった人」っていうのは、性的に評価されることから降りている女性っていう意味ですか?

深澤 それもあるし、生理も終わり生殖から自由になっている女性とか。
 「女を降りる」とか「女を引退する」っていう言葉はピンとこないんですけど、「アガる」というのはいいと思うんですよね。上に上がるということで、降りるわけではないし。

二村 「現役の女」といった言葉すらありますけど、たしかによくわからないですね。

深澤 多くの女性は、45歳ぐらいまで自分が子どもを産むのか産まないのかっていう決断を迫られ続けているんですけど、それがなくなる日が来る。その後、彼女たちがどうやって生きているのかが知りたいんですよ。
 50代になっても「年下の若い男の子が私のことが好きみたいで」「この前、街でナンパされた」みたいな話をしている人はいるんです。
 でも、そうじゃなくて「生殖から自由になって、どうやって生きていくのか」っていう“アガりトーク”をしてみたいんですよね。

二村 うーん、そういう人はあまりメディアには出てこないですよね。

深澤 そういう話をしてくれる女性に出会うと、おもしろい情報がいろいろあって。たとえば「アガるとカフェインが苦手になることがある」とか。そういう話を聞くと「じゃあ今のうちにコーヒーたくさん飲んでおかなきゃ!」とか準備できるわけですよね。
 たしかに「現役の女」を楽しむのもいいんですけど、そればっかりじゃねぇ……。

二村 みんなセックスだけをしたい訳じゃないんだろうけど、自分のことを性的な目で見られようとしすぎますよね。要はモテたがるってことなんですけど。少なくとも性的な目で自分のことを見るのは自分がセックスしたい相手だけで充分だろうに、女も男も全方位に「自分はまだ生殖可能ですよ」って発信してて「色気を匂わせることが粋だ」って風潮がありますよね。

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キモい男、ウザい女。

二村ヒトシ

アダルトビデオ監督・二村ヒトシさんが、男女の関係性を探り、自分自身を語っていく連載です。現代の日本に生きる私たちほぼ全員が「キモチワルい男」であり「めんどくさい女」であるという、恐ろしすぎる【見立て】からはじまるこのお話。なぜ現代の恋...もっと読む

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コメント

hirarisa_R 久しぶりに読むとしみる |キモい男、ウザい女 https://t.co/c6zEyNFZtY #推cakes 約3年前 replyretweetfavorite

sokotsunako |キモい男、ウザい女。|二村ヒトシ @nimurahitoshi @love_sex_bot |cakes(ケイクス) 「生殖から自由になって、どうやって生きていくのか」 https://t.co/ZnVfejoSPC 3年以上前 replyretweetfavorite

boheanimato この対談おもしろいわー。 3年以上前 replyretweetfavorite

consaba いま一番会いたいのは「アガった人」たち 3年以上前 replyretweetfavorite