黒田勇樹
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アナ雪」パロディ動画から、すべての「ものづくり」をする人にとって大事な才能を学ぶ
映画監督、脚本家、俳優など、現在かなり多彩な活動をおこなっているハイパーメディアフリーターの黒田勇樹さん。そのお仕事すべてに共通するのが「ものづくり」であること。幼い頃から天才子役として活躍してきた黒田さんが、「ものづくり」をするうえで必要なものについて、とある『アナと雪の女王』歌ってみた動画を例に語ります。
「同い年ばっかで集まってなんかやってみない?」という思いつきからサーティワンアイスクリマーズというユニットを立ち上げて、すげー楽しいけどすごい忙しくてすごい貧しい黒田勇樹です。こんにちは。
今回僕は脚本を担当しているんですが、人がモノを作る原動力って色々あるものの、コンプレックスや後悔を作品に昇華することで、自分を保ってる人って結構いるんじゃないでしょうか?
かくいう僕も今回の脚本には「祖父の話をきちんと聞けなかった後悔」や「中性脂肪が多め」とお医者さんに怒られたコンプレックスを、鬼の形相で塗り込めています。
そうして作られたものが自己満足で完結せず一転、エンタメになっているとすごく感動するんですよね。
そんなコンプレックス塗り塗りの動画を見つけてしまったのでご紹介いたします。
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この連載について
黒田勇樹
「趣味は、深夜にマイナーな動画を見ること」と語る元俳優・現ハイパーメディアフリーターの黒田勇樹。 世界各地で毎日のようにアップされ続けている動画たち。数百万回再生されるようなヒット動画もあれば、PVは少なくてもどこか味がある、忘れられ...もっと読む
著者プロフィール
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として活躍。主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともに TBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校Ⅲ』にてキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引 退し、「ハイパー・メディア・フリーター」と名乗り、ネットを中心に謎の活動を開始。2012年3月には自身のことを記録した『非俳優生活100days』を刊行。現在は「廃優」と名乗り、俳優業に復帰しているとの噂も……。
公式サイト:黒田運送
Twitter:@yuukikuroda23