努力には休憩が必要

「努力には休憩が必要」。そう聞いて意外に思われるかもしれません。努力のプロ・増田英次さんは、「逃げるのではなく、諦めるのでもなく、いったん努力を手放す。 どうしても忘れられない、諦められなかったら、それでも、一度すべてをリセットして休む」と言います。一体どういうことなのでしょうか。連載第4回目は、努力の休み方についてです。
かんき出版より発売した増田さんの新刊 『人生が変わる 正しい努力の法則』より、一部を公開します。

休憩のない努力は、成功しない

自分のミッションや役割に沿った努力は必要です。それを見つけるまでの無駄な努力も必要です。
また、過酷な試練に遭遇したとき、とことんまで考え、苦しみながら耐える「静」の努力も必要です。
でも、本当に疲れて動けなくなって、自暴自棄になって、すべてを投げ出したくなることもあります。
そんなとき、どうすればいいのでしょうか?

私も、長男の誕生と死とは別に、それ以前にもとてもつらい時期がありました。高校時代のことです。
若いときはもがき苦しむための知恵もないことから、底なしの悩みやつまずきに陥っていくものです。
そんなときは、どうすればいいのでしょうか?

もう「静」の努力すらできないときです。
私は、このような状況になったら、今までとは一転してぜひ「努力の休憩」、つまりすべてを手放すことをおすすめします。人生も努力も手放すこと、「休憩」が必要なのです。

ここでいう手放すとは、今やっている、もがいている、置かれている環境から一度離れることを言います。離れる距離、方向が遠ければ遠いほどいいと経験上思います。

「いったん追っていた夢を諦める」「会社や学校を休職する、休学する、辞める」「離婚する」「長期の旅に出る」……。まるでちゃぶ台をひっくり返すように、いったん全部をチャラにする(手放す)のです。

つまり、「耐える」ことを手放すこと。
今までのように、激流に直面しながらも耐え抜くのではなく、大きな岩陰に隠れて、
一度すべてを忘れて休憩する、というイメージでしょうか。

何事にもタイミングというものがあります。
ダメなときは、何をやってもダメです。
限界までトライして、もうダメ、これ以上やったら死ぬ……もう、息もできないと
いうところまで努力したのならば、ぜひ一度休憩して、手放してみてください。


弁護士としての活動の傍ら、写真家としても活躍中。書籍に掲載している著者が撮影した写真を掲載します。

「休憩のない努力は、成功しない」

私が勝手に作った格言です。
このように言うと、「それは無責任ではないか?」と思う人がいるかもしれませんが、そうではありません。むしろ、手放さなくてはならないちゃんとした理由があるのです。それをお話ししましょう。

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努力は報われない病」にかかる日本人

増田英次

イェール大学、コロンビア大学のロースクールで学び、現在はコンプライアンスの第一人者として活躍する弁護士の増田英次。華麗な経歴の裏で、壮絶な人生を歩んでいました。中学時代に父親の会社が倒産、高校時代に難病にかかり、大学入学と同時に1年休...もっと読む

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コメント

pu_pupuu https://t.co/ng1ysxCpA1 約2年前 replyretweetfavorite

tamaten_ 疲れた人におすすめの記事。ある程度やり切って結果が出ない時は一休みするのは大事だね。 3年以上前 replyretweetfavorite