何が人を成功から遠ざけるのか?
政界でも実業界でも「ダメになるだろうな」という人には共通点がある。これはかくいう私自身のことでもある。
まず、成功する人の共通の特性は、常に「自分を見失わない」ところだ。一方失敗をする人の共通点とは「自分を見失う」ことにある。
そして、この「自分を見失わせるもの」こそが“無駄なプライド”だ。舞い上がって妙なプライドを身にまとっている人は、それを通して物事を見てしまうから、自分が見えなくなる。
本来であれば、等身大の自分を知り、その上で達成しようと思うものを持つのが正しい目標設定だ。たとえ成功途上でも、等身大の自分と、目標に比しての自分の到達点を見失わなければ、成功を続けられる。ところが、少し成功してしまったりすると、たちまち妙なプライドが自分の視野に入ってきて、等身大の自分を見る姿勢を邪魔してしまう。そこで多くの人が、自分や自分の目標を見失い落ちていく。
妙なプライドを持っている人は、どこかでちょっとした成功体験を持っている場合がほとんどだ。成功体験があるからプライドを持ってしまう。そこでつけてしまったプライドが、等身大の自分を見続けることを邪魔しているのである。
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