​マレーシア旅行記〜「救急バス」っていったいなに??

1週間、マレーシアに滞在してきました。激しい貧富の差。労働意欲の低い人々。でもこの国は日本よりも成長しているのです。いったい何故?

 マレーシアは、バブル景気の真っ最中らしい。

 ホテルの窓から外を見ると、すぐ眼下には高速道路が通り、向かい側には建設中のビルが何軒も見える。こんな感じの景色が、首都クアラルンプールのあちらこちらで見られる。これほどたくさんのビルを造ってしまって、果たして入居する人がいるのだろうか?とこっちが心配になるくらいだ。

 至る所にショッピングモールがあり、どこもかしこもお店でぎっしりなのだ。日本のお店もたくさんある。資生堂、ユニクロ、ダイソー、伊勢丹、紀伊国屋、イオン……。アメリカ資本のお店も実に多い。店舗だけ見ていたら、ここがマレーシアなのか東京なのか、はたまたサンフランシスコのモールなのか区別がつかない。そしてどの店も、それなりに繁盛しているのだ。

 時折ヤケに豪華な意味のない置物がある店があったりする。装飾のケバさが、まるでバブル期の日本なのだ。この売り場面積を無駄に占有する鹿とかいったいどうよ?

 他にもライオンなどがいましたが、段々目が慣れてきてインパクトを受けなくなったので写真は割愛。

開いていないドーナツ屋
 ところが、である。バブル期の日本とは全然違う一面がある。バブルの頃の日本は「24時間働けますか〜〜!」などという勇ましい歌が流れ、ワタミ元会長も真っ青な勢いだったのだ。過労死はその頃から問題だった。だが、マレーシア人たちにそんな労働観念はない。路線が何本も乗り入れている大きな駅中のドーナツ屋が朝10時からしか開かないのだ。開いていないのは別にドーナツ屋だけじゃない。早朝のラッシュアワー時には人があふれているというのに、ほとんどの店が閉まっているのだ。マレーシア人が過労死をする心配は、まずないだろう。

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IT時代の未来〜それはユートピアかディストピアか?

松井博

現在、IT革命によって世の中の仕組みが急速に変わりつつあります。産業、政治、就労、コミュニケーション…… 影響を受けない分野はありません。未来はどうなっていくのか、こうした時代が私たちにどんな選択を迫ってくるのか、元アップル管理職の松...もっと読む

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コメント

hossy000 1週間、マレーシアに滞在してきました。激しい貧富の差。労働意欲の低い人々。でもこの国は日本よりも成長しているのです。いったい何故?|松井博 @Matsuhiro |cakes(ケイクス) https://t.co/jcvSDzHhvn 3年以上前 replyretweetfavorite

shingo612 マレーシアすきです 3年以上前 replyretweetfavorite

Kivaxxx10 あっちこっちで乗合いになるから、全然救急じゃない。 3年以上前 replyretweetfavorite

ko_kishi 矯正するのはもはや無理なので、気付いた人から順番に、それ相応の対応をして、現状こんな感じ…的な…>> "日本は、何かどこかが根本的に狂っているのではないのか?" 3年以上前 replyretweetfavorite