パリのぶっとんだ「車」事情

日本中が熱狂したサッカーW杯。もちろん日本だけではなく、中村綾花さんの暮らすパリでも、街中が大盛り上がりだったそうです。そんな盛り上がりのなかで活躍したのは……車!? いったいどういうふうに活躍したのでしょうか。パリジャンと車の関係をご紹介していきます!

W杯で勝つとクラクションが鳴る

日本の皆さん、サッカーW杯盛り上がりましたか?

私は全くもって興味がないのですが、パリにいると否が応でもサッカーの盛り上がりを毎日体感します。

というもの、どこかの国が勝利をおさめると、途端に路上の車のクラクションが鳴らされるからです。

「フランス」ではなく「どこかの国」と書いたので不思議に思う方もいるかもしれません。パリにはいろんな国から来ている移民が多いので、毎日いろいろな国の移民が母国から遠く離れたパリで応援をしているのです。

ここ最近で一番激しく盛り上がったのはアルジェリア戦。ずいぶん久しぶりの勝利だったらしく、試合終了後は夜の0時を回っても騒ぎは止まず、それどころか、アフリカ系独特の「アイアイアイ〜ッ!」という雄叫びやら、爆発音、しまいにはパトカーのサイレンまで聞こえる始末。

「あれ? たしか私パリに住んでたよね?」

普段聞き慣れない雄叫びが聞こえてきたせいで一瞬、アフリカにトリップした錯覚を覚えたのですが 「そういえば移民でごったがえした街こそパリだったわぁ」と眠れぬベッドの上で感心したのでした。

さて、この車のクラクションはサッカーの勝利のときにだけ耳にするものではありません。結婚式に参加する一行が騒がしく鳴らして走行したりもします。

他にも2012年の大統領選の結果が出た瞬間、 (おそらくパリ中の車の)クラクションの嵐。夜だというのに辺り一帯が大騒ぎとなったこともあります。

なんというか、あの夜のパリジャンたちとの一体感といったら、選挙権のない私にとっても革命の瞬間に居合わせたような感動があり、全身の毛穴が開く思いがしたのを覚えています。

もっとも、新しい大統領になってからも失業率は相変わらず上昇しており、フランスに革命が起こったのかは定かではありませんが(笑)。

さて、今回はこのパリジャンの生活にいつも身近にあり、街の一部ともなっているパリの「車」についてのリアルをご紹介しようと思います。

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パリジャン十色

中村綾花

“花の都”と称され、雑誌やテレビでもその優雅なイメージが特集されることの多い、フランスの首都・パリ。パンやスイーツはおいしいし、ファッションは最先端だし、歴史ある建物たちも美しいし、住んでいる人もおしゃれな人ばかり……と思いきや、パリ...もっと読む

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idea_ink 「パリジャンたちにオートマ車を運転したいと言うとたいがい、・笑われる・何を言っているのか理解してくれない・どれだけ金持ちなのか?と聞かれるといったリアクションが…」 3年以上前 replyretweetfavorite