第28回】頭に来てもアホとは戦うな! 孫子の兵法とマキャベリの君主論を現代版に翻訳!?

仕事に人間関係のストレスはつきもの。直接的な諍いだけでなく、暗黙の敵意などを感じることもある。しかし、こうした人間関係の怒りや悩みは、仕事で成果を出すためには全くの無駄だ。――「頭に来てもアホとは戦うな」という筆者のツイートがこの本を担当した編集者の情熱に火をつけ出版に至った、筆者最新刊『頭に来てもアホとは戦うな!』。「アホ」と戦うことをやめ、「アホ」を利用することで「倍返し」よりも人生を謳歌できるのです!

アホと戦ってきたアホだから書ける本

最新刊『頭に来てもアホとは戦うな! 人間関係を思いどおりにし、最高のパフォーマンスを実現する方法』を7月8日に上梓する。この本にはかなりの自信を持っている。それは私自身が「アホと戦う最低のアホ」だったからである。アホと戦うことの虚しさと無駄を心と身体で実感しているのだ。

恥ずかしながら、まだ一部はアホのままであるかもしれない。そう言ってしまうと本を書く資格が問われるが、なかなか人間の性質は変わらないもので、課題を自覚して苦しみながら改善している最中だからこそ、より多くの人に学びを共有できるのだと思う。

大げさに言えば、私の人生における二大バイブルである『孫子』と『君主論』を現代の日本社会に合わせて焼き直したものだという自負もある。孫子のエッセンスである「非戦論」と、君主論のシニカルなまでの「人間観察術と権力闘争処世術」をいいとこどりしたような内容と言いたいところだが、言い過ぎだろうか。

この本は「頭に来てもアホとは戦うな」という私のツイートから始まった。まさにこの本のタイトルである。このツイートを見て「本にしませんか」と声をかけてくれたのが、この本の編集者・大坂温子さんである。

当時の私は、シンガポールへの引越しの準備と外国企業の戦略顧問の仕事とで手いっぱいで、本を書く余裕も意欲もなかった。これまで何冊か本を書いてきたが、私のような素人にとって一冊の本を書くということは、"命を削る"と言えば大げさだが、それくらいとてつもなく辛い作業なのだ。にもかかわらず、なぜ書いてしまったのか? それは、編集者の"日本へ一石を投じてみたい"という熱意にあった。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

現代ビジネス

この連載について

初回を読む
田村耕太郎「シンガポール発 ASEAN6億人市場が世界を動かす!」

田村耕太郎

世界最高の高等教育を誇るアメリカをはじめ、シンガポール、インド、中国、ヨーロッパ、そして日本は、グローバルで戦うために、いかに「知」を鍛えているのか。各界で国際的に活躍する人材は、どうやって自分を磨いているのか。各国の名門校で学び、世...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

yuharafu 頭に来てもアホとは戦うな! 孫子の兵法とマキャベリの君主論を現代版に翻訳!?|知のグローバル競争 最前線から| 4年弱前 replyretweetfavorite