同性愛者は出会いが少ない」って本当?

体育の授業から社会の少子化対策まで、なにかと「男女ペア」を作らないといけないことが多いこの世の中。しかし、人間はそうそう簡単に「ペア」や「男女」になれるものではありません。そのことを特に感じながら生きてきた牧村朝子さんのもとに、「同性愛者の方は出会いが少ないんじゃないですか?」との質問がとどきました。果たして牧村さんの回答は?

「はいっ、じゃあ男女でペア作ってー!」

義務教育の最中、体育の時間などによくこういうことを言われませんでしたか? 今、もしかしたらペアを作れなかった人のトラウマスイッチを押してしまったかもしれません。すみません。

でもなんか、社会に出てからも、世の中の人は当然男女でペアを作るものだと考えてそうな人っていますよね。特に日本の少子化について話している時に。

最近だって、「早く結婚して頂きたくて」という“謝罪”をなさった都議会議員さんのことで持ちきりだものね。「都営の男女共同シェアハウスで少子化対策しよう」って、元都知事が真面目に会見してたことも思い出すわ。

もちろん、わたしたちの人生、そんな体育の授業みたいな話じゃないわけですね。

男と女。

女と女。

男を渡り歩く女。

男と女と女と女。

男でも女でもない。

男と女、を演じる男。

女。

「ペア」や「男女」にならない人なんて、誰が好む好まざるにかかわらず、実際問題いくらでも存在しています。わたし自身も含め、ね。

いくらでも存在しているのに、遠い世界のことみたい

ところが、「男女ペア」を選ばない人—つまり、恋愛や結婚をしない人、同性ペアで生きる人、三人以上で愛し合い暮らす人など—というのは、どこか「違う世界の人」として切り離されがちです。

たとえば、こんな感じに。

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ハッピーエンドに殺されない

牧村朝子

性のことは、人生のこと。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTsコミュニティ取材などを経て、愛と性のことについて書き続ける文筆家の牧村朝子さんが、cakes読者のみなさんからの投稿に答えます。2014年から、200件を超える...もっと読む

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コメント

MrFrottage ストレートの弟が昔「ゲイは行くとこに行けば出会えるからそんなことはない」って言って「そういう見方もあるんだな。」と思った。 /「 同性愛者は出会いが少ない」って本当? https://t.co/FN9QjCEO84 4年弱前 replyretweetfavorite

k40r1 --かっこいい。超納得。 4年弱前 replyretweetfavorite

seikaisha_imai 牧村さんの文章は、独自性と可読性が担保されていてすばらしい。  4年弱前 replyretweetfavorite

hiko8571 今回も素敵な記事です☆ QT @makimuuuuuu: ▼ 「同性同士で付き合う」と「同性愛者同士で付き合う」は、似ているようで別のことよね。そこを同じとみなす方もあるでしょうけれど。 4年弱前 replyretweetfavorite