二十四時間戦えますか」って、誰も戦っていないでしょう?

滋養強壮剤の宣伝に使われた「二十四時間戦えますか」のコピーを覚えていますか? 森博嗣さんはこのコピーに疑義を呈します。仕事は「戦い」ではなく「防衛」。もしこちらがカッとなって取引先を怒らせてしまったら、元も子もありません。だからこそ、「いかに戦わないか」が仕事の要なのです。8月8日発売予定の森博嗣さんの新刊『素直に生きる100の講義』(大和書房)のダイジェストを、cakesでいちはやくお届けしていきます!

最近、さすがにこの手の猛烈ビジネスマンは流行らなくなったようだ。滋養強壮剤っていうのだろうか(僕は一度も飲んだことがないが)、なんか「ファイト・一発!」とか、イメージCMを流していて、そんなにみんな戦っているの? そんなにファイトが必要なの? と心配になる。仕事というのは、僕の感覚というか、観察した範囲では、「戦い」というよりは、「防衛」だと思う。我慢して我慢して、頭を下げて、という感じ。だから、ファイトはない方が良い。カッとしたらいけない。自分を殺し、相手を立てて、謝って、妥協して、言われたことを文句を言わずに進める。そういう感じがするので、これを「戦い」と見る感覚が僕にはない。むしろ、「いかに戦わないか」が仕事の要ではないのか、と思う

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素直に生きる100の講義

森博嗣

作家として科学者として深い思索にもとづく創作と研究を行ってきた森博嗣さん。そんな森さんが現代の閉塞した社会で希望を持ちながら生きるためのヒントを伝える著書『素直に生きる100の講義』(大和書房)が8月8日に発売されます。cakesでは...もっと読む

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コメント

3rd_hole 仕事はいかに戦わないか?とはどういう事なのかな? 4年弱前 replyretweetfavorite

Daiwashobou 【連載第4回】 森博嗣先生最新刊『素直に生きる100の講義』より小出し中! 『仕事というのは、「戦い」というよりは、「防衛」だと思う。』――森先生独自の仕事観に注目です! 4年弱前 replyretweetfavorite