パリ生活の落とし穴「水(eau)」

ヴォルビック、エビアン、ペリエ……日本でよく見かけるミネラルウォーターのブランドですが、これらはすべてフランス産です。日本でも売られているくらいだから、日本人にとってフランスの「水(eau)」は親しみやすいものなのでは?と思いきや、中村綾花さんがパリ生活で一番困ったのは、「水」の問題なのだとか。パリの水と日本の水、いったいどう違うのでしょうか。

日本は梅雨まっただなかでしょうか? パリには雨雲の気配は一切なく、初夏の太陽が照り輝くカラッカラの乾燥した日々が続いています。洗濯を部屋干ししても一晩で乾いてしまいます。



そんな暑いとき、喉が乾くとよく飲むのは、ミネラルウォーターのヴォルヴィックです。日本でも売っていますよね。

1リットルで60サンチームほど(日本円で100円ほど)。日本に比べると格安です。それもそのはず、ヴォルビック、エビアン、ペリエ……日本でよくみかける銘柄のミネラルウォーターは、フランス産が多いのです。

といっても、パリジャンがよく飲むのはミネラルウォーターではなく、パリの水道水です。

カフェやレストランではCarafe d'eau(カラフ・ド)といって、ピッチャーに注がれた水道水がタダでもらえます。



私は下戸なので、いつもワインでなくタダの水を注文


パリのレストランではパンがタダで食べ放題な上に水もタダで飲み放題です。

街を歩けば、「ワラスの泉」と呼ばれる小さな泉がお目見えし、パリジャンがペットボトルや水筒にその水をチャージしているのを見かけます。



パリ市はこの泉のある場所を記したマップや、携帯水筒を無料で配布。
「パリの水道水が安全に飲める」ことをアピールしている


そう、パリの水道水は安心して飲めるものとしてパリジャンたちに親しまれているものなのです。

でも私は水道水は極力飲まないようにしています。それは、日本人の私にはパリの水がまったく合わないからなのです!

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パリジャン十色

中村綾花

“花の都”と称され、雑誌やテレビでもその優雅なイメージが特集されることの多い、フランスの首都・パリ。パンやスイーツはおいしいし、ファッションは最先端だし、歴史ある建物たちも美しいし、住んでいる人もおしゃれな人ばかり……と思いきや、パリ...もっと読む

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