口の中を立体的に使おう!

日本語と英語の発音の最も大きな違い、それは口内という「空間そのもの」の使い方です。英語は日本語に比べて、口の中のより深い部分を使って発声するのです。詳しく説明しましょう。

 日本人が英語をしゃべると、何とも言えずなまってしまう理由をこれまで説明してきました。母音がハッキリ発音されていないことによるメリハリのなさ、ローマ字の影響、また、シラブル(音節)の違いによる間違ったリズムなどなど。今日はもう少し突っ込んで、日本語と英語の発音時の根本的な口の使い方を説明しましょう。

口の中を立体的に使う
 日本語と英語の発音の最も大きな違い、それは口内という「空間そのもの」の使い方です。ものすごくおおざっぱに言ってしまえば、英語のほうが日本語よりももっとずっと奥のほうも操作して発声するのです。

 ちょっとここで「あの~。アップル商事の○○と申します~」と、セールスパースンになったつもりで言ってみましょう。この文章を発声する際、唇がたくさん動くのに、口の奥のほうはあまり動かないのではないのかと思います。例えば、舌の付け根のあたりはどのくらい動いているでしょうか? おそらく、舌は脱力したままであまり動かず、喉の奥のほうはほとんど開いていないだろうと思います。これが日本語の極めて特徴的な口内の使い方です。

 ところが、英語はもっと喉が開いて発声されるのです。風邪をひいてお医者さんに診てもらうと、「はい、それではアーンと大きく口を開けてください」なんて言われて、喉を開きますよね。喉ちんこが丸見えって感じで恥ずかしいものです。あんな感じで喉の奥のほうを開くのです。あるいはガラガラとうがいをする際には、水を口に含んだ状態で喉を開き、「あ~」と発声しますよね。英語を話す際には、ああいう感じで喉が開いて発声することがとっても多いのです。

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松井博

中高大と10年も勉強するのになぜかいっこうに使えるようにならない日本人の英語。どうやって勉強すればいいの? アメリカでの子育て、保育園経営、アップル本社勤務、33歳からの妻の英語習得を通じて得た英語獲得をノウハウを惜しみなく公開します!

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RIME3726 @amdtoamd24 |「使える英語」を手にしよう!|松井博|cakes(ケイクス) http://t.co/bhUeQs76Bd 無料期間すぎちゃったけど 約4年前 replyretweetfavorite

porpor35 松井さんのおっしゃるとおりにやってみると、「らしく」聞こえるようになります。これを無意識にできるところまで持っていきたい! 約4年前 replyretweetfavorite

matta800204 コレ本当に英語発音喋ってる気になる。声に出して読みたくなる英語(笑)‼︎ │ 約4年前 replyretweetfavorite

littlefish926 日本歌曲歌う人にお勧め記事。欧米の言語から発達したクラシック音楽に、日本語を乗せるのが難しい理由の一つ。 約4年前 replyretweetfavorite