まだアメリカに来たばかりのこと。「近くにマクドナルドはあるか?」というようなことを友だちに聞いたのですが、「マクドナルド」が、どーしても通じないのです。「マクド〜ナルド」「マクドナル〜ド〜」「マクドナ〜ルド〜」とイントネーションやアクセントを変えたり、声を高くしたり低くしたり巻き舌にしたりと、いろいろやってみたのに結局通じませんでした。
この「マクドナルドが通じない」は、アメリカに来る多くの人が経験するのではないでしょうか? 他にもこういった通じないカタカナ英語はたくさんあります。Water(ウォーター), tunnel(トンネル)、 library(ライブラリー), catalog(カタログ), channel(チャンネル)……もう通じない通じない。
なぜここまで通じないか?
なぜ、この手のカタカナ英語はここまで通じないのか? それは元々の英単語と、和製英語のシラブル(音節)の数が違っているからです。僕のように「マクドナールド〜」とかやったり、一生懸命巻き舌にしても、何の効果もありません。それよりも大切なことは、単語に含まれるシラブルの数を把握し、それに乗っとったリズムでしゃべることです。
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