第12回】夫婦の財布は一緒がいい?

ジューン・ブライド、結婚のシーズンです。夫婦が2人で生活を始めるときの大きな問題は、お金の管理をどうするかということ。家計再生コンサルタントの横山光昭さんによれば、家計で悩むご家族には「夫婦で別家計としている」場合が多いのだとか。はたして一体なにが原因なのでしょうか?

家計管理はどのようにしてますか?

結婚されているみなさん。あなたの家庭では、家計の管理はどのようにしていますか?

こう聞くと、「夫の給料を妻がすべて管理しています」という家庭もあるが、最近は、共働き家庭を中心に、「折半しています」「家賃は夫、食費は妻と役割分担しています」などと、管理を別にしているご家庭の割合も増えてきている。

「夫婦別財布」を選ぶ家庭の特徴は、夫婦それぞれが自分の労働の対価を大切に考えており、それに対する自分なりのお金の価値観を尊重しているということだ。要するに、自分の頑張りで得たお金について、自分以外の人にあれこれ言われたくない、そういうことでもあるのだろう。

これはいいことにも思えるが、実は、私のお客さんを見ていると、お金の悩みが「夫婦別財布」であることから発生しているご家庭がけっこう多い。

単純に使えるお金が減ってしまい自由度が下がることも問題なのだが、より根本的な原因として、共有の生活費以外については干渉しないので、お互いにどのようなお金の使い方をしているのかがわかりにくいことがある。財布を分けていると、相手がどのくらい貯金があり、借金しているのかどうかなどが、いざというときまでわからないのだ。

これでは家庭の将来の見通しも立てにくいし、ライフプランもあったものじゃない。

共働きだけではなく、夫の稼ぎの一部を、専業主婦の妻が生活費としてもらっているという家庭でも、同じようなことがおきる。夫は、自分は多めの金額を生活費として妻に渡していて、妻がその中から貯蓄もしているはずと思っているが、妻にしてみれば生活費でキュウキュウし、貯蓄どころではないとなくなっていたりする。逆に妻は妻で「私はこの金額で生活を回して頑張っている。夫がきちんと貯蓄してくれているに違いない」と思い込み、どちらも貯蓄をしていない、なんてパターンも多いのだ。

こういった金銭に関する考え方の食い違いが起こりやすいのが、別財布の欠点だ。

別財布にする理由ってなんだ?

そもそも夫婦で別財布にする理由は何なのか。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

ケイクス

この連載について

初回を読む
家計再生コンサルタントの本音

横山光昭

家計再生コンサルタントとして過ごした15年近くの日々。ファイナンシャルプランナーとしての一面を持ち合わせながら、借金だらけの家計から、貯金を作りたい・増やしたいという家計まで幅広くサポートしてきました。その経験から、感じたこと、考えた...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

OsamubinLaden 難しい話だよね  約4年前 replyretweetfavorite

lychee ううーん…この辺の意識共有できてない 約4年前 replyretweetfavorite

kikka303 耳が痛い話だったりする> 約4年前 replyretweetfavorite