10年食べ続けているハンバーグ
前職のコンデナストのオフィスは青山学院大学から少し渋谷よりにあり、今のSumallyのオフィスも表参道にあるので、指を折って数えてみるとこの青山近辺で10年近く働いていることになる。なので、ランチはずっとこのあたりで食べているのだが、中でもダントツお気に入りのツートップがあり、おそらく通算の訪問回数はともに三桁回に悠々と到達しているはず。今回はそれらのお店についてつらつらと書いていこうと思う。
一軒目は骨董通りのハンバーグ屋「リトルリマ」。夜は鉄板・ステーキ屋なのだが、この店がランチに出す神戸牛のハンバーグがほんとにおいしい。はじめていったのは確かまだ大学生のとき、広尾からこちらに移転してきたばかりのときだった。ご主人と息子さん、時々奥さまもいらっしゃってご家族でやっている。当時は真新しかったであろうカウンターは、今も古びることなく清潔に保たれ、鉄板と木目の組み合わせが変わらず美しい。お昼のメニューはハンバーグと(高級)生姜焼き。ハンバーグはM、L、LLの3つのサイズから選べる。僕はだいたいLサイズのハンバーグ。ライスとお味噌汁とセットで出てくる。じっくりと煮詰められたデミグラスソースはほかのどこでも食べたことがない美味。お世辞抜きで日本一のハンバーグだろうと思ったまま10年が過ぎた。
運がいいと、ご飯がガーリックライスのときもある。前日の残りがあったりすると、サービスで出しているとのこと。僕も今までに10回も食べたことがないので、出現確率はそんなに高くなさそうである。最近はガーリックライスを出せる日にはFacebookで告知したりもしているようなので要チェックである。加えて遅めの時間だとコーヒーのサービスもあって、これがまたいい香りでうれしい。ちなみに数ヶ月前に『BRUTUS』の「最多ゴハン」という自分が今まで一番食べた回数の多いメニューを紹介する連載のコーナーで取材いただいたので、僕はこの店のハンバーグを挙げたばかりだ。