メランコリック

第6回 RIN on the stage ヒミツなキモチ

レンと二人で帰った雨の日。昔とは違うレンの態度に、リンは嬉しいやら戸惑うやら……。少しずつ変化する二人をよそに、生徒会長はなんだかお悩み中??

Youtubeとニコニコ動画での動画再生数が360万回を超えるボーカロイド楽曲「メランコリック」が遂に小説化! 書籍発売を記念して、一部を公開します。
♪『メランコリック』動画はこちらから♪


『メランコリック』 作詞作曲:Junky


   3 ヒミツなキモチ

【6月22日(月) 放課後】

「うう~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん……」  
 ある日の生徒会室に、盛大なうなり声が響き渡る。  
 ちょうど室内に入ってきたレンが、苦笑した。
「なんか廊下まで変な生き物の鳴き声が聞こえてきたんすけど」
「誰が変な生き物だーっ、このハネ毛ボウズがーっ!!」  
 会長が飛びかかって、レンの頬を両側から引っ張った。
「いひゃいよかいひょーっ!」  
 じたばた暴れて逃げたレンは、よっぽど痛かったのか、カイト先輩の背後に隠れて半泣きで頬をぐにぐにむ。
「ったく、人が悩んでる時に」  
 よしよしとレンをなぐさめながら、カイト先輩が訊いた。
「何かあったんですか、会長?」  
 わたしも、ルカ先輩も、会長を見た。
 この人が悩むなんて、はっきり言って珍しい。
「ま、いいや。全員そろったし、ちょっと聞いてよ。緊急会議」  
 ふいの真面目な顔に、全員が慌ただしく席に着いた。  

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メランコリック

ココロ直 /ちほ /Junky

「わたしは、きっと、こんなわたしが大嫌い。」 幼なじみのリンとレン。ある出来事がきっかけで中学時代にレンを避けていたリンだが、進学した奏丘高校でルカ先輩たちの誘いを受けてレンと共に生徒会メンバーになることに! 片想い中の相手に素直...もっと読む

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