山本憲資
至高の蕎麦と宝石箱のような駅弁を求めて、ドライブ・トゥー・静岡
Sumallyの代表として、日々忙しく働いている山本憲資さん。そんな山本さんが突然できた休日に静岡までドライブして食べに行ったのが今回のお店です。1軒目は名店「池之端藪蕎麦」で修行されたご主人のお店。日本中から蕎麦マニアが集まる注目店です。もう一店は、この連載では初めて紹介する駅弁。清水の高級寿司店が手がけるお弁当は、地元静岡の味覚が宝石箱のように詰め込まれていました。
静岡中部に行くなら外せない蕎麦と弁当
ゴールデンウィーク前半のとある1日、ぽっかり予定が空いたので(というかあまり休みと認識してなかったためそもそも予定がなかった)、静岡に蕎麦でも食べにいくかと珍しくハンドルを握った。雨の中、目的地は島田市にある「藪蕎麦 宮本」。東京の藪御三家のひとつと言われる池之端の藪蕎麦で9年間修行したご主人の宮本さん。日本中の蕎麦マニアからも一目置かれているお店である。クルマだったこともあり渋々お酒はガマンし、板わさからのそして天ぷらの盛り合わせを注文。旨い。
そのあと念願の蕎麦へ。とても量が少ないのだけれど、そこが大事なこだわりらしい。蕎麦を一番美味しい状態で味わえる分量だけが1枚になっている。というわけでメニューに「汁なし」と書かれたおかわりは必須。そして何より出汁が旨い。蕎麦を3、4口でつるっと食べきり、ああ幸せな時間を感じる。
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この連載について
山本憲資
世界中の人の「欲しい」と「持っている」で繋がるウェブサービス「Sumally」の代表である、山本憲資(やまもとけんすけ)さんの連載がスタートしま す! 32歳という若さにして、膨大な数のレストランに通い、「食」にただならぬ情熱を注ぐ山...もっと読む
著者プロフィール
一橋大学商学部でゲーム理論を専攻した後、大手広告代理店の電通に入社。その後、コンデナスト・ジャパン社に転職し、雑誌『GQ JAPAN』の編集者に。テック系からライフスタイル、ファッションまで幅広いジャンルの企画を担当。2011年9月にSumallyをローンチ。
Sumally:http://sumally.com/
twitter:@kensukey