ユニクロ・ルックの私がパリジャンたちに声をかけられた理由
みなさん、パリコレもあるこの街には
初めてパリを訪れた時の私の格好は、ユニクロのパーカーにジーンズ&スニーカー。他のヨーロッパの国も訪問しつつの婚活旅行道中だったので、バックパッカースタイルでした。今考えると、婚活が目的なのに全然服装を考えてなかったですね(笑)。
道中の移動に便利なファッションを優先してしまった私は、お洒落なパリでこんな格好じゃパリジャンに笑われるのでは……とビクビクしていました。ところが、声をかけてくるパリジャンが何人もいたのです。
パリの直前に訪れたイギリスや、ナンパで有名なイタリアですら一切声をかけられなかったのに!!!
しかし、旅人の私はもちろん彼らがフランス語で何を言っているのか全くわからず……。ただ彼らの共通点を見るに、特にバイク乗りや自転車に乗っている人で焦っていた様子でした。
そう、道を訪ねられているだけだったのです。チーン。
私の格好がどうもパリにとけ込んでいて、パリジャンだと思われたようです。
パリジャンたちのファッションをよく観察してみると、ブランドのバックを持ってる人はほとんど見かけないし、若いパリジェンヌたちは毛玉だらけのカーディガンに、ボロボロの布鞄を肩からベローンと下げているだけでした。
端がほつれている服を着ている人もめずらしくない
実際、現在パリではユニクロが5店舗も進出し大人気。私のユニクロ・ルックがパリで馴染んでいたのも納得がいきます。
パリ移住後すぐさまフランス語学校に通い始めたのですが、このときも衝撃がありました。アジア人の生徒たちが、「ルイヴィトン」や「レペット」などパリの定番ブランドをこれ見よがしに身につけてお洒落を楽しんでいる人がいる一方、パリジャンである先生たちの洋服はノーブランドで着倒したものばかり。
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