日本人の英語の発音というと、いわゆるカタカナ英語を連想するかもしれません。でも今時、いくらなんでもそんなふうにしゃべっている人、滅多にいません。それでも日本人の英語はなんとも言えず独特になまっていて、ああ、きっと僕もこんな感じになまっているんだろうな〜と、自分がしゃべるときには、より「英語らしく」発音しようと、妙に意識してしまうものです。
いったい日本人の発音のどこが問題なんでしょうか? この正体がなかなか分からないものです。 L や R? V? F? WH? そういう問題も確かにあります。でも本質的な問題はそこではありません。問題は大きくわけて4つ。1つめは母音がハッキリ出ていないこと。2つめは声が浅いこと。3つめはリズムがおかしいこと。そして4つめが日本語にはない音(L, R, V, WH Fなど)の発音です。今回はこの一番目の「母音がハッキリでていない」話をしてみましょう。
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