第2回】「自分だけの彼女」がいた思春期

写真家の青山裕企さんとDJ・音楽プロデューサーのtofubeatsさん。ともに女の子と接する機会が多く、世間的にも「モテそう」なイメージのある職業のお二人ですが、実は女性とうまくコミュニケーションできない、悶々とした思春期を送っていたのだとか。いったい、そうしたコンプレックスは作品にどう生かされているのでしょうか? 青山さんが映画監督をつとめ、tofubeatsさんが主題歌をプロデュースした映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』の公開を記念して、ガチンコ対談していきます!

脳をだませば彼女なんていらない?

青山裕企(以下、青山) tofubeatsさんは中高男子校なんですよね。どんな青春時代を送られていました?

tofubeats(以下、tofu) ライトノベルづけでしたね。僕は、ちょうどラノベというものが世の中に浸透しはじめたころ中学に入学しまして、先生も「おまえたちもこんな男ばかりの環境では頭がおかしくなってしまうだろうから」と、図書館にラノベも入れてくださったんです。なので、学校でみんなで『キノの旅』とか読んだり。

青山 へええ。

tofu で、先生の言ったとおり、僕は高校1年生くらいのときにほんとにおかしくなってしまって。

青山 ええ?

tofu 「自分の脳をだましきってしまえば一生彼女はいらない」と言って、友達と毎日放課後の図書館で心理学の本を読みあさってたんです。それで、こう、目を閉じて片手で空気をつかんで、「いま、俺は女の子と手をつないでいる」って、男3人くらいで自己暗示かけてましたね。

青山 自己暗示って、本当にだませるんですか?

tofu いい線いってたと思うんですよ。夜中、オカンに「ちょっと散歩してくるわ」って言いおいて、真っ暗な田舎道を歩きながら、空気を握って。「あ、握り返してくれた」みたいな。

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青年よ、コンプレックスを抱け!?—青山裕企×tofubeats対談

青山裕企 /tofubeats

義兄を好きな女の子の幽霊が義妹にとりついてしまったことで起きるドタバタを描いた人気コミック『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』。その実写映画公開を記念して、監督の青山裕企さんと主題歌をプロデュースしたtofubeatsさんが...もっと読む

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コメント

bondbonbond このトーフビーツさんの男子校あるあるエピソード、割と今まで目にしたそれらの中でもかなりハーコーなものでした https://t.co/ZsLfpKuNvY 約4年前 replyretweetfavorite

jTakasuRyuji これってアレ 約4年前 replyretweetfavorite

stem910 tofu「自分の脳をだましきってしまえば一生彼女はいらない」わたし「あっ」https://t.co/aTeNEuuDGC 約4年前 replyretweetfavorite

s_hikaru 構成を担当しました。思春期のいい話です 約4年前 replyretweetfavorite