「エル・ブジ」出身シェフによる劇空間レストラン
ハイパーメディアクリエイターといえば高城剛氏。前職の雑誌編集者時代からお世話になっていて、まだ本国での発売前に、テスラ・ロードスターの試乗にシリコンバレーまでご一緒いただいたり、はたまた屋久島での皆既日食パーティでお会いしたりもう10年近くのお付き合いになる。そして4回ほど前のこの連載にも登場したLINE執行役員の田端信太郎氏。著作「MEDIA MAKERS」の頃からメディア野郎を(自他ともに)名乗っていらっしゃる方。メディア系の仕事の中でも特にハイパーなそんなお二人であるが、先日、某広告代理店の方が、そこに僕を加えた4人の食事会をセットアップしてくださった。なんだかんだでずっとメディアに携わる身からすると、このお二人と同時に食事するのはそりゃ面白いと思うにきまっている。
今回訪れた店は、池袋からそう遠くない要町の「81」。日本の国際番号からとったという店名、昨年のオープン、まだまだ新しいお店である。閉店するまで世界一名をほしいままにしていた「エル・ブジ」で、フェラン・アドリアの元、修行した永島シェフの”劇場型”のコースが味わえる。実は僕は、オープンしてまもないときに、店名にあやかってスタートアップをやっている81年生まれの仲間たちと訪れたことがあり2回めの訪問。そのときは貸し切りでみんなでばっちりタキシードでキメて、それはそれは楽しい夜だった。お店のインテリア、友人の家にきたかのようなオープンキッチンに面したテーブルが3つ、8席限定、開始時間は全席19時で統一、シェフの口上とともに入り口のシャッターが閉められる。さて、お料理のはじまりはじまり、である。
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