第27回】この時期の、ワイン生産者だけのお楽しみ

ブルゴーニュの村で「ルー・デュモン」というワインカーヴを経営する日本人・仲田晃司さん。なんと今回は、ワイン生産者ならではの、ある「お楽しみ」を教えてくださいました。ワイン好きなら誰もがうらやましがる「お楽しみ」とは……?

みなさん、こんにちは。

今年のブルゴーニュは例年よりもあたたかいです。
そのせいか、各地のぶどうの成長は2〜3週間ほど早くなっています。

だからといって「今年は早く収穫できそうだ」なんて、安心はできません。
まだこれからも、霜などの冷害が発生する可能性は大いにあり、「いつものブルゴーニュは寒いのに、今年はぽかぽかと暖かく、住みやすい」などと喜んでばかりもいられません。

ぶどうにとって、冷害は天敵です。枝葉が枯れて死んでしまうからです。
また、温度差からくる花ぶるい(花はたくさん咲くのに、実がならないこと)などで、収穫量を大幅に減らしてしまうことにもなりかねません。

ここ最近、2011、2012、2013と三年連続で大幅減収だったこともあり、ブルゴーニュのすべての生産者が、「このまま何事もなく、ぶじに収穫までいってくれ」という思いをもっています。


4/22撮影 なたねも例年より早いです 独特の匂いがありますが、畑一面の黄色がきれいです

なたねは、ブルゴーニュでは夏のひまわり同様、よく見られる光景のひとつです。とてもきれいですね。

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ワイン通信・ブルゴーニュの村から

仲田晃司

フランスはブルゴーニュのジュブレ・シャンベルタン村でワイナリーを経営する日本人醸造家・仲田晃司さんはじめての連載。仲田さんのワインのラベルには「天・地・人」という文字がきざまれています。2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より...もっと読む

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